飯田市の牧野光朗市長は22日の定例記者会見で、市企画部内にある「リニア推進係」の人員を8月1日付で拡充し、リニア中央新幹線飯田駅の適地を考える前提となる各種調査を本格化させる−と明らかにした。2025年のリニア開業を目指すJR東海が21日に公表した維持運営費や輸送需要量などの試算については「これだけ大きな差があると、(南アルプスを貫くCルートを最適とする)JRの考えは非常に理解できる」と述べた。 人員拡充は、新規職員採用に伴う異動に合わせて実施。企画部内の「三遠南信交流・リニア推進対策室」を「リニア推進対策室」とし、同室のリニア推進係を兼務を含む職員3人から、土木、都市計画などの技術職員の兼務を含め7人に増やす。これまで対策室にあった三遠南信交流係は企画課に移す。 拡充後の取り組みについて、牧野市長は「どこに駅を置くのが最も良いか、関係機関と協議して考えるためには、調査して裏付けを持っ