福岡ソフトバンクホークスが12球団最多の45勝目をマークした6月27日、捕手・甲斐拓也がホームランを放った。 てっきり今季第1号かと思ったら、第2号だという。すると、その翌日28日、今度は2日連続の第3号を打ったから驚いた。 しかも、27日は松田宣浩の左中間弾の直後、そして28日は川島慶三のバックスクリーン横へのホームランの直後。いずれも“たて続け”の2発目だったから、相手チームに与えたダメージは2倍にも3倍にもなったはずだ。 さらに、1日置いた6月30日の楽天戦には、シングル3本の「猛打賞」のダメ押しをマークしたから、もっと驚いた。 その間の4試合。マスクをかぶり続けて3勝1敗。ディフェンス面でもしっかりチームに貢献して驚いてもいたが、どこかで「ああ、やっぱりな……」と変に納得する気分もあって、それが「よかったな……」と祝福する気分につながっていた。 数年前、甲斐に勝手にキャッチフレーズ