東芝が「IFA 2011」で発表した「55ZL2」は、4K×2Kパネルにアクティブレンチキュラーを貼付けた裸眼立体視対応テレビだ。しかし詳細に見ていくと、同社の目的はむしろ4K×2Kにあると分かる。 「ドイツにまで行ってたんだから、ネタは豊富にありますよね~!」とは、担当Sの言葉。いやいや、確かにそのとおり。ドイツ・ベルリンで毎年開催される「IFA」は、例年その年の年末商戦に挑む新商品、それに来年1年の戦略を示唆するコンセプトの提示があって盛り上がるイベントだ。とくにここ数年、日本の「CEATEC JAPAN」が国際展示会としての位置付けが後退したこともあって、日本のメーカーもベルリンを重視するようになってきていた。 ところが、今年はいまひとつ、どのメーカーも元気がない。テレビ以外の分野に目を向ければ、タブレット端末やスマートフォン、それにインテルが新しいタイプのPCとしてイニシアティブを
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