まあ50年近くやってきて、教育に少しでも貢献できたのならうれしいですね。 こんなふうになりたかった。 それがこの記事を読んだ率直な感想だった。そして最後の一文を読んだとき目頭が熱くなった。 僕の仕事に対するスタンスはいつも場当たり的なものだった。僕の20年をふり返ると、それはまるで空腹を満たすために食べるインスタントラーメンのような軽薄さで日々をやり過ごしてきた。 たとえ僕が高卒だったとしても、モノ作りを追求することはいくらでも出来たはずだった。愚直でもひとつのことを続けることは可能だった。 意思さえあれば…。 いつもラクな方に流れてきた結果なんだ。20年の歳月は、すぎてみればあっという間だけど、同時になにかに精通する、なにかを成し遂げるには十分すぎる時間でもあるよね。 僕は何もない少年から、何もないおっさんになってしまった。少年よ。本当にすまない。 九死に一生 燃えるような恋 戦友と呼べ