大分市公園通り西の大型商業施設「パークプレイス大分」に7日、イノシシが侵入し、買い物客3人が負傷した。 週末の午前中で、家族連れなどが少しずつ増える時間帯。施設内では悲鳴が上がり、驚きに包まれた。施設側は負傷者が出た事態を重視し、野生動物の侵入に備えた安全確保策の検討を始めた。 大分東署などによると、イノシシが最初に目撃されたのは午前10時半。3階の映画館付近だった。その後、上りエスカレーターを逆走して2階へ移動、スポーツ店、1階イベント広場などを走り回った。この間、男女3人が足をかまれるなどして負傷した。 3階ではエレベーター付近の壁に激突し、大きな穴が空いた。午前11時過ぎ、施設から東の方へ逃走し、警察や猟友会が周辺を探したが見つからなかった。 家族で施設を訪れた豊後高田市の会社員関紘祐さん(32)は駐車場で車から降りようとした時、何かが走り回っているのに気づいた。「よく見るとイノシシ