肉汁は守られるか、どうなのか ステーキに焼き目を付けるのは、肉汁を「封じ込める」ためだと思われがちだが、もし完全に封じ込めたら水分は出てこないし、ジュージューという音もしないから、これは俗説である。 (『ステーキ!』P98)*1 この種のことを聞いたのは、実のところこれが3度目です。1度目は「肉汁は守られるか、そしてマギーキッチンサイエンスのすすめ」で、こちらで紹介されていた内容によれば、「焼き目を付けて肉汁封じ込める説」の提唱者はリービッヒで、彼の説はすぐに広まったものの、1930年代に行われた簡単な実験で間違いが証明された、といいます。 肉の表面に形成する皮が水を弾かないことは、多くの人が経験から知っている。鍋やオーブンの中、あるいはグリルの上で肉がジュージューと音を立て続けているのは、水分はしみ出して蒸発し続ける音である。 (『マギーキッチンサイエンス*2』p157) 2度目は『フラ
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