副業が話題になっている。政府が「最大のチャレンジ」とする「働き方改革」においても「テレワークや副業・兼業など柔軟な働き方」は検討項目に入っている。ロート製薬やIT企業など、副業を認める企業も話題になった。『週刊東洋経済』の2016年10月29日号では副業の大特集が組まれ、大きな反響を呼んだ。 私は前回「40男が抱える憂鬱」について書いた。今回は40代と副業・兼業について考えたい。結論から言うならば、若い人よりも40男の方が副業・兼業に取り組むべきではないかと思うのだ。 私自身、大手企業で会社員をしていた約10年前から副業を続けてきた。途中、会社を辞めてフリーランス活動に入ったが、その際もいくつかの仕事を掛け持ちしていた。そのころは大学院にも通っていた。2015年4月から大学の専任教員として就職したが、現在も執筆、講演、メディア出演、コンサルティング、地域の活性化などの仕事を掛け持ちしている