外資系はシビアです。もちろん日系もシビアですが、質が違います。 例えば解雇に対する考え方です。 日系は雇用の確保を至上命題としているため“解雇”という言葉は禁句と言っても過言ではなく、口にすることすらはばかられます。 一方、外資系は雇用を保障しない代わりに高額報酬を支払う“ハイリスクハイリターン”の考えの下に成り立っています。 日本では1社にすべてを捧げるのが当たり前、海外では複数社を経験してスキルアップしていくのが当たり前。働き方に根本的な違いがあります。 日本でも転職が当たり前のものになりつつありますが、それでも3社も経験していると怪訝な目で見られます。一方、海外では4社目、5社目も珍しくありません。 転職しやすいということは、逆を言えば解雇しやすいということでもあります。 日系は定年以外での退職者が少ないので必然的に採用も少なくなります。次を見つけにくいため、企業は従業員の雇用の確保