今回は愛多憎生(あいたぞうせい)です。 受けた愛情や恩が強すぎると、第三者からの憎しみに転じるので良くない。と言うことです。 まんまだね、カンタンだよね。 ただ、この言葉は中国の道教の言葉です、道教は老子の系統ですから、注意深く見る必要があります。こうも読めます、愛情が強すぎると、憎しみに転じるので良くない、 愛情が強すぎると良くないよ、って言葉でしょ?同じじゃない? そうなんですが、「愛情や恩を受けすぎると、第三者の妬みや恨みを受けるので良くない」とだけ解説しているものが多いんです。 ?…違うの? 仏教では、強すぎる愛は、執着であるので、独占欲や束縛する心は、憎しみを生みやすいので注意しなさい、と言う考え方があります。道教では、愛と言うのは容易に言葉に出来ない難しい概念と言えますので、このような意味も含んでいると考えられます。過保護的な愛や自己中心的な愛を注意する意味です。 愛情や恩を受