今回は猿猴捉月(えんこうそくげつ)です。 自分を過信して、ダメになってしまうこと。 おさるさんが、月をとろうとしたのかな? 池の中に映る月をとろうとして、落ちて亡くなった、というお話です。 あらー、残念ですなー。 世の中は挑戦しろ、やらなきゃダメだ、って言いますが、もしダメでも誰も責任とってくれませんからねー、自己責任です。 人生の幸せってさ、日常にあったりするじゃん。 人生の挑戦は、楽しい人には楽しいけど、幸せは日常とか、生き方にあったりしますよね。 出典は「僧祇律」でした。
今回は暗中模索(あんちゅうもさく)です。 手がかりを作るためにいろいろ試してみること。 暗闇で手探りで探すこと。 元々は、有能だが人の名前を覚えない人に、その傲慢さを諌めて、「素晴しい有名人に会ったら、暗闇を探ってでも知り合いになろうとするだろう」と言ったのが始めです。 人の名前なんて、頑張っても覚えられなかったり、うっかりとかあるでしょ!傲慢とか言うんじゃありません。あと、どうでもいいヤツは忘れるのは仕方ない。 暗闇で手探りの意味では、あんまり使わないよね。暗中模索じゃなくて手探り、って言うよね。 四字熟語としては、手がかりを得る為に試行錯誤すること、が一番しっくり来ますね。 暗中模索はもとは暗中「摸」索でしたが、今は暗中模索と書くことが多いですね。どっちも正しいです。 出典は「隋唐嘉話(ずいとうかわ)」でした。
今回は雲中白鶴(うんちゅうはっかく)です。 高潔な人柄を指す言葉です。 なんとなく、ほめ言葉だよね、すぐ判る。 そうですね、邴原(へいげん)という男が、公孫度(こうそんたく)に、すごく礼遇され、大切にされていたのですが、邴原(へいげん)は、故郷に帰る、と言いましたが、許可されなかったので、だまって帰ったのです。 それを知った後、公孫度(こうそんたく)は彼を評し「彼は雲の中の白い鶴のようなもので、ツバメや、スズメの様に網でつかめておくことは出来ない」と言ったそうです。 だまって帰っちゃダメじゃん。恩知らずめ。 いや、財物では邴原(へいげん)を止められなかった、と言う話です。だまって帰らないと、帰れなかったんです。 この話は「三国志」「世説新語」に載っています。どちらも同じ内容ですが、この雲中白鶴は、婦人をほめる時の言葉、と解説しているものもあります。 出典は「三国志」でした。
今回は半信半疑(はんしんはんぎ)です。 信じてよいか判らない状態、です。 この言葉は難しいよね、半分は信じてるけど、半分は疑っている、って、疑っているって意味だよね。 半分半分ってナカナカ現実には無いですよね。 信じたいけど、疑わしいって言うのは、ほぼ信じられないってことだよね。 本人はすごい頑張ってくれているけど、多分ダメだろう。って言うのは疑いの方が多いですよね。 だから、信じる気持ち半分、疑う気持ち半分って言うのは、適切な解説じゃないと思うんですよね。そんな状態はほとんど無いと思うんで。 たしかにこの言葉は難しい。 出典はわかりません。
今回は前代未聞(ぜんだいみもん)です。 たいへんめずらしいこと、聞いたことも無いようなこと。 前代から、聞いたことも無いようなこと、だね。ん?前代ってキチンと言うと、どういうことだ? そうですよね、そこがこの言葉のポイントですよね。 【前代】過去、前の時代、今の当主の前の時代、前代未聞の略、と言うことです。 前代未聞の略?どうやって使うのよ、聞いたこと無いよ。 前代の愚か者、前代の曲者なんて感じで使います。 聞いたこと無いよ!! 大丈夫です、狂言の台本にちゃんと出てます。 聞いたこと無いわけだ。 出典はわかりません。
今回は不眠不休(ふみんふきゅう)です。 睡眠も休憩もとらず、ものごとに取り組み続けること、です。 この言葉いつも思うの、5分不眠不休で頑張ります!って言うと必ず怒られるんだよね。 3日もやったら、死んじゃうかもじゃん、時間的な制限はあるの? 時間的な定義は聞いたこと無いですね、ただ、通常業務に収まるのはやっぱり不眠不休とは言いがたいでしょう。 でもさ、不眠不休ってすごいよね、やろうと思っても出来ないもん、不眠不休で働いたら、気付いたら寝てるもん。 それは不眠不休じゃありませんが、睡眠は、脳を守るとか、情報の整理とか、色々言われますが、実際に寝ないと、やっぱり死んじゃうみたいですからね。 ゲームを不眠不休でやって、3~4日とかで死んだ、なんて話もありますからね。 寂しい人生の幕引きだね。なんで途中でやめないんだろう? いや、死ぬ時ってそんなものだと思いますよ、まさか死ぬとは思わなかったんでし
今回は一部始終(いちぶしじゅう)です。 ものごとの最初から最後まで全部、ということです。 この言葉さ、知ってるけど「一部」の最初から最後までじゃ、一部しか判らないじゃん。 一部って、本一冊と言う意味の一部なんです。 あー、だから、一部始終で全部なんだ、一部分じゃないんだね。まぎらわしいなー。 そうなんです。まぎらわしいですね。 出典はわかりません。
今回は危機一髪(ききいっぱつ)です。 ギリギリの危険な状態のことです。 だいたい、助かった時に使うよね、危機一髪だったけど、助かった、とか。 危機一髪だから、ダメだとは思っていましたが、やっぱダメでした。って使わないよね。 言葉の意味としては問題ないですが、紛らわしいので、やめた方がいいんじゃないですか。 危機一発って? 意味が判りませんし、間違いです。 一髪って、何? 髪の毛一本ってことです。 それで、なんで危機一髪なの? 髪の毛一本で何トンもあるものを引っ張るような状態という意味で言われたんです。 え、じゃあ、危なくないじゃん、その髪の毛が切れて終わりじゃん。引っ張る、じゃなくて、ぶら下がってんなら危なそうだけどさ。置いてあるだけじゃ危なくないよ。ビルだって、重いけど、しっかり建ってるから危なく無いじゃん。 確かに!まあ、詩人の言葉ですから、なんか大げさに言いたかったんでしょうね。 出
今回は平身低頭(へいしんていとう)です。 大変恐縮すること、大変かしこまること、ひたすら謝ること、です。 そう言われてみると、あやまるだけじゃないのか、ぺっちゃんこになってあやまることかと思ってた。 そうなんですよ、類義語に、三跪九叩(さんききゅうこう)って、書いてあることも多いのです。 そっちは、わからんわ。 中国の清の時代に行われていた、皇帝に対して臣下が行う礼です、三回ひざまづいて、各三回、計九回地面に頭を打ち付けます。三跪九叩頭の礼って言います。 めんどくさっ。 別に謝っては無いですよね。礼儀なんです。イギリスの外交官に三跪九叩頭の礼をさせるさせないでもめたこともありました。 そうか、でも、平身低頭にも、あやまる以外にそういう意味の敬意を払うような意味もあるのは判った。そして三跪九叩頭の礼は忘れる。 清王朝は、結構最近まであったじゃないですか。1911年まであったんですから。 10
今回は騏驥過隙(ききかげき)です。 あっという間のこと。時の流れの速さを言った言葉です。転じて、人の一生の短さ、はかなさを言った言葉でもあります。 光陰矢の如しでいいでしょ!!光陰如箭(こういんじょせん)で!こんなの変換で出ないよ!! ま、まあ、普通出ないですね。でも、結構有名な言葉なんですよ。 言葉は、ありきたりじゃない方が、意味を強調できる効果もありますから。 でも、見ただけでイヤになるよ。 実際は書いてみると、馬偏に、其の一、の其、馬偏に北、異なる、過ぎる、に隙間の隙ですよ。 そう言われると書けるかな。隙間の隙ってあんまり書かないな こざと偏に、しょう、ひ、しょう、って覚えるんです。 1回書くと、結構覚えますよ。「騏驥」は、大変足の早い馬、それが走り去る一瞬の間、ってことなんです。 なるほどね、人生は大切に使いたいから、ちょっと美味しいものでも食べてくるわ。 あ、にげられた。 出典は
今回は寒山拾得(かんざんじっとく)です。 大変な変わり者のことです。 なんでやねん。 この言葉を、四字熟語で調べると、意味の所に、延々と、寒山(かんざん)と拾得(じっとく)と言う二人の変わり者の説明があります。カンタンに言うと拾得は、お坊さんで、寒山はホームレスです。 ですが、これだと、寒山と拾得の説明にしかなりません。四字でひとつの意味を形成していません。実際に言葉が使われる時は、寒山拾得じゃ、あるまいし、何て感じで、そんな奇人変人じゃないよ、的な使い方をします。 実際に使われる時は、変わり者って意味で使うのか。 まあ、そういうことです。実際にいたかどうかは判りませんが、大変有名な人物ですので、覚えておいても損は無いでしょう。 森鴎外の作品にも「寒山拾得」と言うものもあります。禅画の題材にもなっています。 へー!にわとりさんが知らないだけで有名なんだ! 宋の時代の高僧伝など、様々な所に記
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