[Happy Squeaking!!] 3.事例:MVCアーキテクチャ 3.2 MVCの3つ組 MVCでは、対話的なアプリケーションを実現するため、アプリケーションの構成要素を、処理、表示、入力の3つ組みに分割することに決めまています。この分割が、MVCアーキテクチャの基本的な構造を規定しています。 処理を受け持つ部分は、Modelと呼ばれます。アプリケーションで必要となる実際のデータを保持しており、業務に特化した処理を実行します。オブジェクト指向の用語を使うと、エンティティやビジネスオブジェクトと呼ばれるものを指します。具体例としては、銀行口座オブジェクト、受注オブジェクトといったものが該当するでしょう。 Modelの状態を表示する部分はViewになります。ビットマップディスプレイ上に表示されるウィンドウや、その中のウィジェット群(メニュー、ボタン、リスト、スライダなど)がビューの候補に