会社に誰もいなくなっても一人残って何時間も残業し、夜通し働いたことがある人は、おそらくたくさんいることでしょう。そこまで長時間働いた日も、家に帰れば寝るだけで、また起きたら会社に逆戻りかと思うと、誰だって鬱々とした気持ちになります。 今や日本では、15人に1人はかかると言われているほど、うつ病は発症率が高く、深刻な社会問題になっています。ですから、当然のこととして知っている人も多いでしょうが、国際的な研究チームの新しい研究によると、収入や社会的な経済状況に関係なく、長時間の労働はうつ病や精神疾患のリスクを高めることがあるのだそうです。 Photo by Q Family. オンラインの査読(同業の研究者による相互評価)ジャーナル「PLoS ONE」で、この研究の全文を読むことが可能です(英文)。被験者は、平均年齢47才の2,100人以上の男女という十分な数で、すべての被験者がイギリスのいわ
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