群馬県長野原町でこの春、八ッ場ダムが完成するのを前に、町は、ダム建設のこれまでの経緯や、現在の地元の様子を記録した動画を制作しました。 動画には、ダムの建設のきっかけとなる昭和22年のカスリーン台風から町を二分する反対運動を経て、建設が始まるまでの経緯のほか建設中の様子などおよそ70年の歴史が収められています。 また、代替地で営業を再開した川原湯温泉など現在のダム周辺の様子も盛り込まれていて、住民のインタビューとともに振り返ることができます。 長野原町の萩原睦男町長は「ダム建設に翻弄された町の歴史を全国の人に知ってもらうとともに、私たちが、この地でこれからも頑張っていくということを発信していきたいです」と話していました。 この動画は動画投稿サイト「YouTube」などで公開されています。