兵庫県立明石城西高(同県明石市)が2月にあった卒業式に、頭髪が耳にかかっている卒業生の男子3人を、校務規定に違反しているとの理由で出席させなかったことが9日、わかった。学校側は「髪形については生徒全員に日々、指導しており、卒業式だからというものではない。こういう結果になったのは残念」と話している。 同校によると、男子の髪形について「自然な状態で、襟や耳、まゆにかからない」などと「校務規定」で定めている。 2月27日の卒業式当日、髪形の規定に違反しているとして、卒業生の男子4人を教室に待機させた。うち1人は式の直前に髪を切って式に出席したが、残りの3人は出席できず、教室で卒業証書を受け取ったという。 同校は「卒業式までに髪形などの点検を受けるように指導したが、生徒は応じなかった」と説明。出席できなかった生徒の親1人からは不満が寄せられたという。 県教委高校教育課は「入学以来、指導して
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