新型コロナPCR検査の感度、特異度について医療従事者が言及する場合、臨床感度、臨床特異度という考え方が適用されます。 しかし臨床感度、臨床特異度の定義を用いて不適切な主張を行う人が後を絶ちません。 臨床感度、臨床特異度という考え方 臨床感度、臨床特異度という考え方では偽陽性、偽陰性の発生原因には検体採取、検体輸送、検査、検査結果の解釈等全ての工程が含まれます。 https://www.jslm.org/committees/COVID-19/20200427.pdf 検体取り違え、コンタミを新型コロナPCR検査の偽陽性の原因とすること自体は間違いではありません。 しかし新型コロナPCR検査では検体取り違え、コンタミ等の人為的ミス以外に偽陽性が起こることは考えにくいですし、人為的ミスが起こるとしても大量検査を否定する理由としては成り立ちません。 https://tatsuharug.com/