かねてより噂が報じられていた、YouTubeによるゲーム特化型サービス。海外ではTwitchがゲームコンテンツ配信サービスの中心となっていましたが、この度Googleよりゲームに特化したアプリケーションと専用ウェブサイト「YouTube Gaming」が発表されました。 25,000以上のゲームタイトルごとに分けられたページを用意し、各タイトルに関連した映像コンテンツが一箇所にまとめられるこのサービス。特にライブストリーミング映像は、コミュニティを密接にする役割を担うと説明しており、YouTube Gamingホームページのトップに配置されることになります。またストリーミングでは、DVR機能によりYouTubeビデオへコンバートされる機能なども含まれます。 2015年夏より、欧米を皮切りにサービス開始予定。現在YouTube Gamingのページではサービスローンチに向けたアップデート
調査会社のIHS Technologyはインフォグラフィックを公開し、世界のゲーム産業が2015年には920億ドルに到達し、映画産業(620億ドル)と音楽産業(180億ドル、ただし録音された音楽に限る)を合算よりも大きい最大のエンターテイメント市場となると明らかにしました。 ゲーム産業の市場規模は2008年から比較して実に440億ドルもの成長を遂げ、映画を逆転しました。IHSでは2017年には1000億ドルを突破すると予測しています。ちなみに2015年には全エンターテイメントに占める割合は21%だとのこと。 特にデジタル分野での収益は映画や音楽を圧倒していて、同社のPiers Harding-Rolls氏は「パッケージメディアはゲーム、映画、音楽を問わず縮小している一方、ゲームだけは2008年から急速なデジタルシフトに成功している」とコメントしています。 さらに同社ではゲーム産業が真
6月初頭に新たな返金ガイドラインを発表したゲーム配信プラットフォームSteam。「理由を問わず、Steam上での購入のほとんど全てに対して返金をリクエストできる」という、ユーザーフレンドリーな新ガイドラインですが、運用開始から約1週間が経過した現在、幾つかのインディーデベロッパーが興味深い報告をしています。 2Dプラットフォーマー『Beyond Gravity』を開発したインディー開発者Qwiboo氏は、「3日間で18本販売され、13本が払い戻された」と報告。本作は1時間ほどでゲームクリア可能な198円の低価格インディーゲームで、Steamの評価は「非常に好評」にも関わらず、以前は非常に少なかった返金率が72%まで跳ね上がっています。 また、RPGの村を作るシミュレーションゲーム『RPG Tycoon』の開発者Matt Gambell氏が、5月の1ヵ月間の販売データと6月1日から7日ま
株式会社モノビットが、自社開発ミドルウェアエンジンの「モノビットリアルタイム通信エンジン for Unity」を無料公開した。ダウンロードはこちらから。 「モノビットリアルタイム通信エンジン for Unity」は、本格的なリアルタイム通信ゲームを迅速に開発することが可能なマルチプラットフォーム対応の”プロ仕様”エンジン。ネットワークゲームを作る上で重要なリアルタイム通信要素を全て兼ね備え、Linuxサーバ上における「高速」「安全」「軽量」な通信を可能としており、ゲーム制作においては、大人数で同期を行うMMORPGのような大規模通信ゲームから、10対10で遊べるMO、MOBAまで幅広いゲームジャンルのベースとして利用できる。これまでにも「城とドラゴン」(アソビズム)や、「スゴロクモンスターズ」(アプリボット)などに採用されているという。同エンジンは、制作ゲームが「同時接続数が100以内」
『ブレイブ フロンティア』を筆頭に、全世界で快進撃を続けるgumi。2014年1月にはフジ・メディア・ホールディングスとの協業で、新たにFuji&gumi Gamesの設立を発表し、世間を驚かせました。その第一弾タイトルとなったのが、シミュレーションRPG『ファントム オブ キル』です。3DCGの制作にMayaを採用し、わずか1年弱で開発が行われた本作の制作風景について、関係者に話を伺いました。 ■参加者 今泉潤 執行役員 『ファントム オブ キル』プロデューサー 池田佳正 ビジュアルアートクリエーションマネジャー 辻畑孝信 エンタテインメントプランニングマネジャー ―――『ファントム オブ キル(ファンキル)』はモバイルで本格的な3Dゲームという印象ですが、企画の立ち上げについて教えてください。 今泉: 企画立ち上げは2013年の10月くらいで、ソーシャルゲーム全体がウェブ
プレイステーションプラットフォーム全体でUnityをサポートしているソニー・コンピュータエンタテインメント。同社でSCEJA開発サポート責任者を務める秋山賢成氏が「Unite 2015 Tokyo」に登壇しました。 秋山氏はUnityを用いて、スマートフォンから特にPlayStation Vita向けにゲームを移植する事例が増えているとしながら、ハードの特性を把握しない故に起こる炎上も増えているとして、Unityを用いてPS Vita向けに開発する際に必要な心構えについて語りました。 「Unityでは非常に容易に絵が出せて、ゲーム開発がスムーズに行きます。それ故に失敗が起こる事もあるのです」と秋山氏はコメント。その背景として、スマートフォンは常に進化を続けてハードウェア性能も上がっているのに対して、PS Vitaは基本的には2011年12月17日に発売された当時のスペックのまま、という
株式会社D2Cが、戦略的スマートフォンゲーム事業を展開する100%子会社の株式会社ブループリントを設立した。 D2Cは2011年より、主にスマートフォン向けゲームを中心にゲームパブリッシング事業を展開しており、累計1,500ダウンロードの実績を有している。今回、その実績とノウハウを元にゲーム事業を担っていた「ゲーム事業本部」を子会社化し、戦略的なゲーム事業を展開するブループリントを設立したという。今後ブループリントでは、iOS/Android向けゲームのパブリッシングやパートナー企業のマーケティング支援及びパブリッシングサポート、海外市場に向けた国内のゲームアプリのパブリッシング支援を行っていくとのこと。会社概要は以下のとおり。 会社名: 株式会社ブループリント (英語名: BLUE PRINT Inc.) 所在地: 東京都港区東新橋 1-9-2 汐留住友ビル 18F 設立年月日:
Unreal Engine 4(以下UE4)に精通したプロフェッショナル集団を謳うヒストリアは、初の自社タイトルとして『ダンジョン&バーグラー』をGoogle Playにて配信開始しました。 本作はダンジョンを潜りながら「おたから」を集めていくフル3Dのアクションゲーム。難易度は比較的高く、敵や様々なトラップがプレイヤーを待ち構えます。何度も死んで覚えていく、いわゆる「死にゲー」。地下30階を目指して冒険の始まりです。30階に到達するだけでもなかなかの難易度なのですが、上級者はタイムアタックを全国のプレイヤーと競うやりこみ要素もあります。 もちろん本作はUE4で開発されていて、モバイル作品としては恐らく日本初の試みだとのこと。さらに、メインスタッフはテクニカルアーティスト1人のみで、しかも1ヶ月という超短期間で作られた作品だということです。それでいて、ゲーム面でもビジュアル面でもクオリ
インディーパブリッシャーのtinyBuild GamesのMike Rose氏は「How YouTubers and Twitch Streamers Can Help Sell Your Games」(YouTuberやTwitchのストリーマーはどうゲームを売る手伝いが出来るか)と題した講演をGDC 2015の3日目に行いました。 Mike Rose氏は米国のゲーム業界紙Gamasutraの記者などを経てtinyBuildにジョインした経歴を持ち、メディア側とパブリッシャー側の2つの視点から、ゲームプロモーションの中で大きな地位を占めつつあるYouTubeやTwitchで活躍する実況プレイヤーについて語りました。 Rose氏はまず事例を用いながら実況プレイヤーの強さについて語りました。入国審査官をテーマにしたアクションゲーム『Papers,Please』や超高難度のアクションとして
コミックマーケット準備会は、公式サイトにおいて、TPP協定交渉における知的財産条項案に関する声明を公表しました。 TPP協定における知的財産条項案における交渉が進んでおり、特に著作権侵害の非親告罪化導入等についての状況を「大変憂慮している」とコミックマーケット準備会がコメントしています。準備会はこれまでもTPP協定交渉に含まれる著作権問題に関して、政府TPP対策本部のパブリックコメント募集における意見送付や、文化庁による文化審議会・文化政策部会のヒアリングをはじめ、さまざまな方面から慎重な対応への協力を呼びかけてきています。また、「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」が現在呼びかけを行っている「TPP著作権条項に関する緊急声明」(http://thinktppip.jp/?p=519)についても、賛同を表明しました。 ■ざっくりキーワード解説 ●TPP協定(環太平洋経
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