Microsoftが、汎用な高速メモリアロケータという「mimalloc」をオープンソースで公開した(GitHubのmimallocページ、マイナビニュース)。ライセンスはMITライセンス。 特徴として、コード行数が少なく、セキュアであること、高速であることなどが挙げられている。アーキテクチャ的にはメモリを小さいリストで管理したり、不要になったメモリをすぐに解放するといった方針でデザインされているそうだ。 対応OSはWindowsおよびmacOS、Linux、BSD等となっている。
PHP開発チームは10日、PHP 5.6.40/7.1.26/7.3.1/7.2.14をリリースした。いずれもセキュリティ修正のためのリリースだが、PHP 5.6.40を除き、セキュリティ以外のバグ修正も含まれる(PHP 5 ChangeLog、 PHP 7 ChangeLog)。 これについて あるAnonymous Coward 曰く、 新年早々mbstring等のバッファオーバーフローの脆弱性対策が行われたのだが、それが7系のみならず、年末でセキュリティ対策も含めてサポート終了となったはずの5.6にも適用されたようである。EOLとはいえ、さすがにまだ放置できないということだろうか。今後もこうした対応が続くのか気になるところである。 PHP 5.6.39のアナウンスでも同じことが書かれていたが、PHP 5.6.40はPHP 5.6ブランチのスケジュールされていた最後のリリースとのこと。
ゲーム会社のCygamesは10月30日、C#に特化したゲームコンテンツ企画・開発・技術コンサルティング子会社「Cysharp(Cy#)」を立ち上げたことを発表した(Cygamesのプレスリリース、neuecc氏のブログ)。 ゲームエンジンUnityがC#を採用していることから、モバイルゲーム開発においてC#はクライアント側で広く使われており、さらに近年は.NET Coreの登場により、サーバーサイドもC#にして言語を統一することが現実的となってきた。こうした状況を受けて、特定言語に特化という一風変わった技術子会社を立ち上げ、ゲーム業界全体の発展に貢献していくとしている。 代表取締役には元株式会社グラニの河合氏ことneuecc氏が就任する。氏はグラニ時代からC#大好きで知られており、UniRxやMessagePack for C#といったライブラリの作者としても知られている。会社の究極的な
ストーリー by hylom 2018年03月15日 16時35分 生産性を高めるために冗長な記述が求められる言語とフレームワークを導入すべきか 部門より 独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア高信頼化センター (IPA/SEC) は3月6日、近年のソフトウェア開発の傾向を分析した「ソフトウェア開発データが語るメッセージ2017」という資料を公開し、ソフトウェア開発の生産性は年々低下傾向にあるとの警鐘を発した(プレスリリース)。 この資料は2018年のソフトウェア開発データ白書用に収集したデータを元に作成されたもの。IPA/SECでは、新規開発プロジェクト全体におけるソースコード行数の生産性が年々低下傾向にあることに着目し、ここからソフトウェア開発の生産性が低下していると主張している。 データのさらなる分析の結果、この要因として「品質要求レベルが上昇している」「要員のスキルに低下傾向がみ
GoogleがChrome OSで公式Android統合開発環境「Android Studio」をサポートする計画を進めているようだ(Phoronix、Chromium Code Review — 459057)。 この計画は25日、Chromium Code Reviewへの投稿で明らかになった。Android StudioのサポートはXWaylandを使用して提供されるようだ。Chrome OSでAndroid Studioが利用できるようになれば、他のOS環境では実行不可能なAndroidアプリのネイティブテストが実現できる可能性もある。Phoronixの記事では、5月のGoogle I/Oで情報が出てくる可能性もあると述べている。
「JavaScript」を「ジャバスク」と略す人達というブログエントリがきっかけで、「JavaScriptをどのように略すか」「ほかの言語はどう略すか」といったことが話題になっている(インターネットコム、はてなブックマーク、Twitter)。 JavaScript(ジャバスクリプト)の略称としてはJS(ジェーエス)が広く使われているが、「ジャバスク」という呼び方をする人も一定数存在するようだ。そのほか「ジャバス」などの呼称があるという話もあるという。 なお、JavaScriptを開発したNetscape Communicationsの流れをくむMozilla Japanでは、「ジェーエス」と呼ぶことはあっても「ジャバスク」と呼ぶことはないという。
Windows 10 Insider Previewでは、ビルド14971以降で標準のコマンドシェルがコマンドプロンプト(cmd.exe)からWindows PowerShellに変更されているが、それでもコマンドプロンプトがなくならない理由をMicrosoftのRich Turner氏が解説している(Windows Command Line Tools For Developersの記事、 OnMSFTの記事)。 これはComputerworldによる2本の記事「Say goodbye to the MS-DOS command prompt」「Follow-up: MS-DOS lives on after all」に反論するものだ。この記事はBusiness InsiderやLifehackerなどでも取り上げられ、コマンドプロンプトが利用できなくなることを懸念する多くの声が寄せられ
PHP開発チームは1日、PHP 7系初のメジャーリリースとなる「PHP 7.1.0」をリリースした(アナウンス、OSDN Magazine)。 PHP 7 のリリースが去年12月のため、ちょうど1年ぶりの大きなバージョンアップとなる。7.1では、型を?stringのように書くことでnullableであることを明示できるようになったほか、戻り値がないことをvoidで明示的に指定したり、catchに複数の型を指定するといった、主に7で導入された型周りの改善が図られている。 変更点の詳細については「PHP 7.0.x から PHP 7.1.x への移行」ページを参照されたし。 つい先日PHP7の導入で性能向上という記事があったばかりだが、皆様のサーバーの7系への移行進捗は如何だろうか? なお、5.6未満は既にEOLである。
Mozillaは27日、次世代Webエンジン「Project Quantum」を発表した(Mediumの記事、 Phoronixの記事、 Softpediaの記事、 Neowinの記事)。 Quantumは並列処理を幅広く使用し、マルチコアプロセッサーやGPUといった現代のハードウェアの能力を余すことなく活用することで、パフォーマンスを「量子飛躍」させるものになるとのこと。これによりページ読み込み速度やコンテンツの反応速度が向上するだけでなく、ユーザーにとって最も重要なコンテンツに処理能力を優先して割り当てるといったことも可能になるという。 GeckoエンジンがQuantumの基礎となり、並列処理やGPUオフロードによる恩恵の大きいコンポーネントを置き換えていく。多くのコンポーネントがRust言語で書かれ、当初はいくつかのコンポーネントをコミュニティーベースで開発されているWebエンジン「
Microsoftが開発しているJavaScriptエンジン「ChakraCore」が、LinuxやOS Xでも利用可能になったそうだ(CIO、Microsoft Edge Developerブログ)。ChakraCoreはWindows 10やEdgeブラウザで採用されており、昨年にオープンソース化すると 発表されていた。 また、同時にNode.jsのJavaScriptエンジンをChakraCoreに置き換えた「Node.js with ChakraCore(Node-ChakraCore)」もリリースされた。どちらもまだ実験的リリースという段階とのこと。 ChakraCoreのソースコードおよびNode-ChakraCoreのソースコードはどちらもGitHubで公開されており、問題点の報告なども受け付けている。
OracleがJava EEの開発から手を引くのでは無いか、という噂が出ている。Ars Technicaが報じたもの(マイナビニュース)。 OracleがJava EEの開発に取り組む従業員に対しJava EE以外の仕事に取り組むよう指示が出たという話が出ているほかや、今後のJava EEの計画が明らかにされておらず、仕様の策定も進んでいないといった状況であり、近年ではJavaの仕様策定を行っているJCP(Java Community Process)に対するOracleの活動が減っているとの指摘(CodeZine)もある。また、OracleはKenai.comやJava.netのプロジェクトホスティング機能を1年後を目処に閉鎖することをすでに発表している(InfoQ)。 まだ最終決定は行われていないが、こういった状況からOracleがJava EEから撤退するのではないかとされている。
C言語を拡張して安全性を高めた「Checked C」をMicrosoftがオープンソース化した(InfoWorldの記事、 Softpediaの記事、 Microsoft Research — Checked C)。 Checked CはC言語にポインタの境界チェック機能を追加したことが名前の由来となっている。チェックに対応する新しい種類の配列型やポインタ型が追加されており、スコープを指定してチェックを強制することもできる。チェック機能を使用しない既存のCプログラムもそのまま使用できるため、後で徐々にチェックを有効にしていくことも可能だという。 現在、Checked CはLLVM/clangをフォークして実装されており、いずれはアップストリームへのマージも計画しているという。ソースコードはGitHubのChecked C clangリポジトリおよびChecked C LLVMリポジトリから
Perl 6 Advent Calendarは24日、Perl 6のリリースをアナウンスした(Perl 6 Advent Calendar - Day 24、 Phoronixの記事、 6gutsの記事)。 2000年に言語の完全な刷新を目指して開発が始められたPerl 6だが、開発は遅々として進まず、15年の時を経てようやくリリースにこぎつけたことになる。Perl 6 Advent Calendarでは、まだ15歳の子供なので未完成な部分もあるが、今後数年の間により速く効率的になるとしている。Perl 6は「Advent(アルファ版)」「Birthday(ベータ版)」のように祭りや祝い事の名前が付けられており、リリース版は「Perl 6 Christmas」とのこと。 このPerl 6について、あるAnonymous Coward 曰く、 現時点でWindows用のインストールパッケージ
20年前には思いもよらなかったことだが、現在はJavaとJavaScriptがプログラミングの世界で覇権を争っている。InfoWorldのPeter Wayner氏が、昔ながらのコンパイラ方式のJavaが守り続けている領域と、Node.jsにより速度と柔軟性を獲得したサーバーサイドのJavaScriptが選ばれる領域との仕分けを行っている。 記事によれば、「コンピューティングの歴史で、1995年はとても忙しいときだった。Javaが登場し、JavaScriptが続いた。名前から同じ系統と思われがちだったが、2つは全く異なるものだった。一方はコンパイル方式で、静的型付けを使用するのに対し、もう一方はインタープリター方式で、動的型付けを使用する。これは2つのまるで方向の異なる言語の技術的相違点の一部に過ぎないが、Node.jsの出現により競合する方向へ進むことになった。」とのこと。
乱数が欲しいとき、言語の標準関数にrandやrandomという名前の関数があればそれを使うのは自然であろう。しかし、Cのrandはランダムではない。むしろ規定されているのはランダムネスではなく、その逆、srandによる予測可能性である。それにも関わらず余りにも多くのコードが定数やpidや現在時刻をシードにして安心しきっている。OpenBSDはPOSIXを破って、そのそうなアホなコードでもランダムになるよう変更を行った。 今後しばらくOpenBSDでsrandによる再現可能性を必要とする場合にはsrand_deterministicを呼ぶ必要がある (srandのユースケースをすべて調査したあとで元に戻す可能性はあるが)。このような乱暴な手法でセキュリティを実現しようとする独善的態度には批判もありそうだ。
過去10年、開発者や技術者はMySQLとPostgreSQLを比較し、後者が技術的には優れていると考える人が多かった。PostgreSQLの支持者は、そのANSI標準サポートやACID準拠がMySQLのスピードに勝ると主張する。しかし、すべてのLinux Webホスティングパッケージに含まれることから、非常に多くのWeb開発者がMySQLを使い続けている。Diceの記事では、開発者のDavid Bolton氏がMySQL/MariaDB 5.7.6(2015年3月9日、コミュニティーにリリース)とPostgreSQL 9.4.1を比較し、サブクエリやJSONサポート、ライセンス、データの完全性といった点で現在もPostgreSQLの優位性は変わらないとみる。10年以上にわたって両方のデータベースを使用しているというBolton氏は、MySQLにも改善はみられるものの、PostgreSQLを
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