(CNN) 中国は4日、宇宙ステーション「天宮」での初の船外活動を行った。祝賀ムードに沸いた中国だが、国内では主要航空宇宙企業が大きく異なる理由で注目を集めていた。 国営の中国航天科技集団(CASC)への反発が巻き起こったきっかけは、子会社の共産党当局者が著名な宇宙科学者2人に暴行を加えた疑いがあるとの報道が浮上したことだった。被害者の1人は85歳の女性だった。 暴行が起きたとされるのは6月上旬だが、国営誌「中国新聞周刊」の報道により3日に広く注目が集まった。中国の指導者はかねて科学・技術革新を欧米との競争の「主戦場」とみなし、その重要性を繰り返し強調している。習近平(シーチンピン)国家主席自身、有力科学者を「国の宝、人民の誇り、国家の栄光」と称賛してきた。 しかし今回、科学者が良心に欠ける共産党当局者によって踏みにじられる(このケースでは文字通り踏みにじられたようだ)事件がいまだに発生し
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