ダイエー跡の「デイズタウン」と「つくば電気街」だった街路(右上)。2021年現在、家電は販売されていない 1990年代後半に「秋葉原より安い電気街」として、関東各地から多くの買い物客を集めた「つくば電気街」。全3回の本連載「あなたはつくば電気街を知っているか」では、その歴史をたどります。 ⇒【画像】かつて「つくば電気街」と呼ばれた街路と「コジマ学園都市店」 幹線道路沿いのわずか500メートルほどのあいだに「コジマ」「サトームセン」「石丸電気」「ダイイチ(のちのエディオン)」「カスミ電気」「ダイエー」など、大手家電量販店から地場家電量販店、パソコン専門店、総合スーパーまでさまざまな業態の店舗により「家電の安売り競争」が繰り広げられた「日本最大のロードサイド型電気街」は、2021年8月の「コジマ学園都市店」の閉店により約30年の歴史に幕を下ろした。 最盛期には「日本一安い」といわれ、水戸市や日