24日午後5時ごろ、JR東日本信濃川発電所の千手発電所(十日町市)から油が漏れ、千手放水路に流出しているのを同社の社員が確認した。約1時間半後、放水路にオイルフェンスを設置したため、信濃川へ油は流出していないという。同社は原因を調べている。 同社によると、千手発電所は無人で、遠隔操作をしている小千谷発電所(小千谷市)で警報器が鳴り、発覚した。タービンを回す潤滑油がパイプラインから漏れたとみられる。千手放水路の水はすべて小千谷発電所を経由して信濃川に流れるため、小千谷発電所の手前の2カ所にオイルフェンスを設置し、同日中に吸着マットで油の回収を終えた。油の流出量は不明だが、同社は「油膜が張る程度の微量」としている。 信濃川発電所は09年3月、国の許可を上回る水量を不正に取水したとして利水権を取り消され、今年6月の再許可で1年3カ月ぶりに運転を再開したばかりだった。【黒田阿紗子】
JR東日本は、大糸線に今年秋に導入予定のハイブリッドシステムによる新型リゾート列車を飯山線にも走らせる方針だ。同社の信濃川発電所(新潟県十日町市、小千谷市)の違法取水問題で、十日町市から要望があった地域振興策の一つとして同社が市側に回答した。ただ、具体的な運行区間や時期などについては未定としている。 十日町市は、JR東日本が水利権を再申請するのに合意する条件として19日に地域振興策を要望。鉄道路線の活性化策として、飯山線・信越本線の長野-長岡(新潟県長岡市)間に新型リゾート列車を導入することを求めていた。 これに対してJR東日本は23日、今年10月以降に大糸線に導入する2両編成(定員79人)の新型リゾート列車を飯山線でも運行すると回答。都内や中京方面から観光客を呼び込めるよう、北陸新幹線や特急「しなの」との接続にも配慮する意向を示した。 新型リゾート列車はディーゼルエンジンと発電機、蓄電池
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