防災システムにクラウド活用 2010年5月19日(水)15:00 (中国新聞) 広島県安芸太田町は「クラウドコンピューティング」を活用し、災害情報の把握や住民の救護、被害の拡大防止などの災害対策に取り組む。町独自でシステム構築するより、低コストでいっそうの効果が見込めると判断した。梅雨時期の6月中旬には対応できるよう準備を進めている。 情報技術大手、日本ユニシス(東京都)が構築したシステムを使う。事前に全職員約160人の携帯電話のアドレス、住所を登録。災害発生時には、職員が携帯電話の専用サイトで、自身の安否、役場や現場への所要時間を打ち込む。 町の災害対策本部では各職員の現況などの情報をパソコンで一括把握。最寄りの災害現場へ向かうよう指示するなど機動的に対応できる。 被災場所や避難施設に向かった職員が携帯電話やパソコンで被害の状況、救援活動の進捗(しんちょく)状況をシステムに送信すると、対