激しい販売競争の中で、営業部門の権限は強まるばかりだった。不正疑惑はそうした背景から生まれた(写真の店舗と本文は関係ありません)Photo by Ken Fukasawa 画像(1枚) スマートフォンのオプション品をめぐり、不正な取引が行われているのではないか――。 今年3月下旬、KDDIの社員がある大株主に宛てた内部告発状をめぐり、社内に激震が走っている。 その不正が組織的関与を疑わせるものとあって、事態を重く見たKDDIも、極秘裏に調査を始めた。 告発状などによれば、KDDIは、2012年11月から、スマホの修理などを行うA社に対して、スマホ関連製品を計10億円以上、発注してきた。中でも、スマホ用の外付けメモリに至っては、13年8月に10万個、総額6億円もの発注が行われていた。 告発者らは、この取引の不可解な点をいくつか指摘している。 まず、発注量について。一気に10万個も発注されてい
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