■[社説]死を招いた無謀な海外遠征登山 日本の山岳地帯である長野県の中央アルプスで遭難した韓国人団体登山客5人のうち 70代など韓国人男性3人が死亡し2人が行方不明となっている。釜山の山岳会会員らとその知人など20人で構成された登山客一行は、29日朝いくつかのグループに分かれて登攀中だったが、朝から風雨が強く天気が良くなかったという。何よりも行方不明の遭難者を探すのが最優先だ。日本警察が失踪者捜索に最善を尽くすことを望む。 今回の事故は無謀な海外遠征登山に対する警鐘を鳴らすものだ。いくら登山経験が多い山岳会会員たちといっても、悪天候の中で地形に習熟しない海外遠征登山をすることになれば大きな事故に遭う憂慮がやはり残る。登山前に天気情報を十分に調べ、非常連絡対策を立てるなど入念な準備が必要だ。今回の事故も悪天候を押し切った登山のうえ、携帯電話など通信手段が動作せず救助が難しくなったことが