ドラゴンブリーダー指南書。 タイトルは「ドラゴン ――飼い方 育て方」。読めば必ず、ドラゴン飼いたくなる。ドラゴンとは何か?から始まって、コカトリス、ピアサ、サラマンダー、ヒドラ、タラスク、水龍など、品種ごとの特徴や飼育の上での注意点がフルカラーイラストで丁寧に説明されている。備品や設備、えさから健康管理まで、最高のドラゴンにするための秘伝(?)が明かされている。上級者(?)向けに、卵や幼体からの孵化・生育のコツから、品評会での審査基準まで、まさに至れり尽くせり。 小学生の息子に与えたら、大喜びで読み始める。いちおう児童書なのだが、ルビがないし文体も硬めの解説書となっている。「デルトラクエスト」「ビーストクエスト」で洗礼を受けているので、ドラゴン譚の素地はある。特に、「物語」の体裁をとっていないところがいたく気に入ったようだ。 西洋からインド、果ては南アメリカまで、様々なドラゴンがいる。変