大阪市内の古着店で約16万円のビンテージジーンズを盗んだとして、大阪府警南署は15日、豊中市、アルバイトの男(22)を窃盗容疑で逮捕した。「転売目的で盗んだ」と容疑を認めているという。 発表によると、男は14日午後、大阪市中央区の古着店でジーンズ1着(15万9840円相当)を盗んだ疑い。輸入品のジーンズは1930年代製だが保存状態が良く、古着店は「日本に1着しかないビンテージ品だ」と署に説明しているという。 男はジーンズを盗んだ直後に、同市北区の別の古着店に持ち込み、買い取りを求めた。見かけない希少品だったため、店員がインターネットで検索し、同種のジーンズを販売している店を発見。値付けの参考にするため、電話で商品価値などを問い合わせたところ、被害に遭った店だった。持ち込まれた店は「査定に時間がかかる」と説明して、男を足止めする間に曽根崎署に通報した。