国際捕鯨委員会(IWC)の作業部会は18日、日本の沿岸捕鯨の再開や調査捕鯨の縮小を盛り込んだ最終報告書を発表する。 6月にポルトガルで開くIWC総会で決着を目指す。ただ、オーストラリアなど反捕鯨国は日本に南極海での調査捕鯨停止を求めるなど強硬姿勢を崩さず、協議が難航するのは必至だ。 作業部会は2月、網走(北海道)、鮎川(宮城県)、和田(千葉県)、太地(和歌山県)の4拠点からのミンククジラの日帰り捕獲を容認する代わりに、南極海での調査捕鯨を縮小・廃止する妥協案を提示。3月にローマで開かれた中間会合では、さらに協議を重ね今月までに最終案をまとめることになっていた。(共同)