【カイロ和田浩明】エジプトの首都カイロで8日、多数派のイスラム教徒が少数派でキリスト教一派のコプト教徒と衝突し、コプト系弁護士などによると9日までに少なくともコプト教徒8人が死亡し150人が負傷した。AP通信は治安当局や病院関係者の話として11人が死亡したと報じている。両宗教の対立はムバラク前政権の退陣劇で一時的に収まっていたが、再燃しつつある。 カイロ近郊では4日にコプト教会が焼き打ちされ2人が死亡する事件が起き、それに抗議してコプト教徒は8日、カイロ中心部でデモを行い、北部で道路を封鎖。ところが、イスラム教徒と投石合戦となり衝突に発展した。 1月には北部アレクサンドリアのコプト教会前で爆弾テロが発生し20人以上が死亡。コプト教徒は人口の約1割で、9割を占めるイスラム教徒に対し「社会的に差別されている」と不満を漏らしている。ムバラク前大統領を2月に退陣に追い込んだ民衆蜂起では両教徒は
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