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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (6)

  • テンプレートの実体化の実装方法とODR違反について

    問題 以下のC++コードを考える。 int plus( int a, int b ) { return a + b ; } double plus( double a, double b ) { return a + b ; } このC++コードは、int型とdouble型以外、コードはほぼ同じである。 しかし、ほとんどのコンピューターではint型とdouble型は操作方法が異なるため、この2つの関数は、全く別のコンピューターが処理できるコードに変換される。 ところで、古典的なC言語やC++コンパイラーの実装方法として、ソースコードのファイルをそれぞれ、一つ一つの翻訳単位としてコンパイルし、翻訳単位ごとにオブジェクトファイルを生成し、リンカーで複数のオブジェクトファイルを結合(リンク)して、単一のプログラムを生成するというものがある。 よくある実装では、オブジェクトファイルは、その翻訳単位

    yowano
    yowano 2014/12/03
    分割コンパイル、名前マングリングの説明。コンパイラにおけるテンプレートの実体化の実装方法と、テンプレートのみODR違反からの特例的除外されていることに関して、歴史的経緯を交えた解説。
  • ドワンゴに入社した

    そう。タイトル通りだ。筆者、江添亮はドワンゴに雇用された。一体、どのような経緯でドワンゴに入社するに至ったのか。また、どんな仕事をしているのか。それを説明するには、時系列を追って書いたほうがいいだろう。 2013年8月21日 ふとみると、以下のようなサブジェクトのメールが届いていた。 【ご相談】ドワンゴ主催の C++11, 14 に関する勉強会にスピーカーとしてご参加頂けないでしょうか C++11? C++14? なんと、日C++14などという単語を知っている企業があったのか。しかし・・・ドワンゴ? SPAMだろうか。いや、こんなにピンポイントなSPAMがあるわけがない。 それにしても解せないメールだ。ドワンゴといえば、もちろん、あの有名なニコニコ動画の企業だ。ニコニコ動画と言えばWebサイトだ。ニコニコ動画やその関連サービスの開発にC++を使っているのだろうか。いやまて、たしか子会社

  • C++0xの新機能、finalとoverride

    gcc 4.7は、finalとoverrideを実装している。 finalとは、クラスの派生と、virtual関数のオーバーライドを禁止するための機能である。 struct B final { } ; struct D : B { } ; // エラー struct C { virtual void f() final { } } ; struct D : C { void f() { } // エラー、C::fはオーバーライドできない } ; これ以上説明する必要がないくらいに分かりやすい機能だ。現実的には、最底辺の基クラスのvirtual関数のオーバーライドを禁止にするということはない。なぜならば、それは普通の関数とほぼかわりないからだ。あえて言えば、派生クラスで、同じシグネチャの関数を定義できなくする程度の意味しかない。大方、以下のような目的に使われるだろう。 struct A {

    yowano
    yowano 2014/01/06
    『virtual関数をオーバーライドするさいには、virtualキーワードは必要ない』『void f() final override { }』この2つが自分にとって重要だった。
  • 最新のconstexpr

    constexprは何度も解説しているが、だいぶ昔のドラフトを元にしていたので、正式な規格とはずれている。今書いている参考書はもうしばらく時間がかかるので、とりあえずその間をつなぐために、constexprについて解説する。 constexpr変数 constexpr指定子をつけてリテラル型の変数を宣言すると、その変数はコンパイル時定数になる。変数の初期化式はコンパイル時定数でなければならない。 void f() { constexpr int x = 10 ; // OK、コンパイル時定数 int r = 0 ; constexpr int error = r ; // エラー } constexpr指定子をつけて関数を宣言すると、constexpr関数になる。constexpr関数は、コンパイル時に評価される。ただし、constexpr関数にはとても厳しい制限がある。 まず、仮引数の型

  • 本の虫: lambda 完全解説

    目的 この記事は、C++0xのlambdaを完全に解説せんとする目的を以て書かれた。サンプルコードは最小に留め、エラー処理等は省いた。この記事さえ読めば、今日からlambdaを恐れることなく使う物のC++0xプログラマになれるだろう。 lambdaとは何ぞや lambdaである。あるものは、lambda関数、あるいは無名関数という名称を使っている。いったいlambdaとは何なのか。 lambdaは関数である。また、特に名前はない。したがって、lambda関数、無名関数と呼ぶのは、間違ってはいない。しかしここでは、単にlambdaと呼ぶことにする。 lambdaを定義しよう lambdaは関数オブジェクトである。lambdaは関数オブジェクトである。これはとても大事なので二度書いた。lambdaは関数オブジェクト以外の何物でもない。ところが不思議なことに、皆lambdaが単なる関数オブジェ

  • 本の虫: rvalue reference 完全解説

    目的 この記事は、C++0xのrvalue referenceを完全に解説せんとする目的を以て書かれた。サンプルコードは最小に留め、エラー処理等は省いた。この記事さえ読めば、今日からrvalue referenceを恐れることなく使う物のC++0xプログラマになれるだろう。 lvalueとrvalueについて Cの時代では、lvalueとrvalueの違いは、代入演算子の左側か右側かという違いだけであった。つまり、left hand value, right hand valueの略である。従って、訳語も、左辺値、右辺値であった。C++においては、これはもはや正しくはない。従って、右辺値、左辺値というのも、誤訳である。それ故に、ここでは、これ以上、左辺値、右辺値という名称を使用しない。 誤解を恐れずにいえば、lvalueとは、明示的に実体のある、名前付きのオブジェクトであり、rvalue

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