先に【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる】で記したように、出版物の販売額の調査データを収録した書籍【2010年版『出版物販売額の実態』を調達】し、それを元に各種データの精査を行う不定期連載記事。今回は2009年も含めた過去10年間に渡る、出版物の売上高前年比推移を、種類別(「雑誌」「コミック」「文庫」など)に見ていくことにする。 まずは書店における出版物の売上高では額面上大きな売上を占める3大分類「雑誌」「コミック」「文庫」(全体ではこの3区分で売上全体の約2/3に達する)、それに加えて「新書」の計4区分を抽出した、過去10年分における売上高前年比の推移を折れ線グラフにしたのが次の図。 「新書」の急激な下げがまず目に留まる。2000-2002年にもそれなりのマイナス値を見せていたが、2009年の下げはあまりにも急すぎる(マイナス14.7%)。少なくとも新書に限れば、2009年以
週刊経済誌「日経ビジネス」の消費者満足度ランキングで最下位にされ名誉を傷付けられたとして、業界最大手のヤマダ電機(群馬県高崎市)が発行元の日経BP(東京都港区)に5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。 石井浩裁判長は「ランキングの根拠となった調査には、恣意(しい)的な結果が生じるような事情はなかった」と述べ、ヤマダ側の請求を棄却した。 問題となったのは、同誌2008年7月28日号に掲載された特集記事。アフターサービスの満足度に関するアンケート調査で、家電量販店部門はヤマダが16社中最下位だったなどと報じた。 ヤマダ電機は訴訟で、調査が事前に登録していたモニターを対象に行われたことについて、「読者は、国民全体からアンケートの回答者を無作為抽出したと誤解する可能性が高く、不適切だ」と訴えた。 これに対し、判決は、同誌側がモニターから回答者を無作為抽出し、組織票
さかなクンに依頼がきっかけ 12月15日 17時37分 絶滅したとされていたクニマスが見つかったのは、京都大学総合博物館の中坊徹次教授が、自分が研究しているクニマスの絵を、東京海洋大学の客員准教授で、テレビなどで活躍している「さかなクン」に描いてほしいと頼んだことがきっかけでした。 さかなクンの事務所によりますと、依頼を受けたさかなクンは、中坊教授が保管していた「クニマス」の標本をもとに絵を描き始めました。しかし、標本はホルマリン漬けになっていて、ひれやうろこの様子が分かりにくかったため、中坊教授に相談したところ、クニマスと外見が似ているとされるヒメマスを参考にするようアドバイスを受けたということです。さかなクンは、漁師に頼んで、北海道や山梨県の富士五湖からヒメマスを送ってもらったということです。このうち、富士五湖の1つの西湖から届いた魚の特徴が、ヒメマスとは異なることにさかなクンが気づき
藻類「オーランチオキトリウム」の沖縄株=筑波大提供 藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。 球形で直径は5〜15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望
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