食材偽装に揺れたホテル業界。高級ホテルでは客を選別して提供する商品を変えるなど、“裏の顔”も浮かび上がった。 〔関連トピックス〕食品偽装 ホテルのレストランのメニューに端を発した食材の偽装表示問題。その後、百貨店や高級料亭などにも広がり、ブランドへの信頼を傷つけ、各業界の認識の甘さが浮き彫りになった。一連の取材からは、ホテルの“裏の顔”が浮かび、高級店や人気店舗に潜んでいた「ゆがんだおもてなし」の一端もうかがえた。 「あちらにはスパークリングでいい」 シャンパングラスの底から立ちのぼる泡の向こうに、眼下に広がる大阪の夜景が揺れる。ある超一流ホテルの高層階にある「クラブラウンジ」。瀟洒(しょうしゃ)なドレスやスーツに身を包んだ客らが、特別な夜を楽しむスペースだ。 しかし、給仕を担当していたホテル関係者の証言からは、ホテルの“裏の顔”が浮かぶ。ラウンジのバックスペースでは、従業員の間でこんな会
![「あちらにはスパークリングでいい」 食材偽装・高級ホテルは客を“選別”:イザ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21a4a2fb5b056415ba4cbd68109e6dd4337b78eb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fprt.iza.ne.jp%2Fkiji%2Fevents%2Fimages%2F131215%2Fevt13121513550005-p1.jpg)