29日午前11時35分ごろ、茨城県かすみがうら市にあるモトクロス練習場で「(地面に敷き詰めてあった)緩衝材が燃えている」と119番があった。モトクロスバイクで練習中だった同市在住のプロライダー戸田蔵人さん(35)に火が燃え移り死亡した。 土浦署によると、ジャンプ台から緩衝材に着地後、出火したとみられる。戸田さんは下半身が不自由で、バイクと体をひもで結び付けていたため逃げ遅れた可能性があるという。緩衝材はスポンジのようなものを敷き詰めたもの。他に練習している人はいなかった。 戸田さんは2008年6月に岩手県内のモトクロスレース場での衝突事故で障害を負った。