希望のない人生から“向こう側”へ ソロ・アルバムを発表したベス・ギボンズ フジ・ロック・フェスティヴァルで彼女は何を魅せてくれるのか 数年前のある日、当時のガールフレンドと出かけようとしていた。彼女が準備をするのを待っている間、私はポーティスヘッドの『Roseland NYC Live』を観ていた。それを耳にした彼女は怪訝な表情を浮かべながら「凄く嫌な音楽」と言った。私は吹き出してしまったのだが、彼女はアップリフティングなブラック・ミュージックを好んでいたからそう思うだろうし、端的で鋭いコメントだと思った。彼女は英語を認識することができなかったが、歌われている言葉を知った時に好きになったかもしれないし、もっと嫌いになったかもしれない。そんな彼女が、現在の“成熟し過ぎた”ベス・ギボンズの歌と言葉に触れた時、どんな反応を示すのだろう。きっと気に入るんじゃないかな。 イングランド南西部の港町ブリ
![希望のない人生から“向こう側”へソロ・アルバムを発表したベス・ギボンズフジ・ロック・フェスティヴァルで彼女は何を魅せてくれるのか | TURN](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5be575c519c9b6bc701e36f98b5a46eb3a3fde25/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fturntokyo.com%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F07%2FPC-Netti-Habel-Beth-Gibbons-1-300DPI-1.jpg)