ブックマーク / bigissue-online.jp (19)

  • 報道されなくても「ホームレス襲撃」は起こっている/桃山学院高校へ出張講義 : BIG ISSUE ONLINE

    ビッグイシュー基金・ビッグイシュー日では、教育機関や各種団体などに出張して講義をさせていただくことがあります。 今回は第一部としてホームレス問題やビッグイシュー事業の解説と当事者の体験談、第二部はワークショップという特別構成です。 講座の前には、半数以上の生徒がホームレス状態の人たちに対して概ねネガティブなイメージを持っていたそう。 当日はスタッフの吉田から、「貧困」や「ホームレス」、「憲法」、「人権」、そしてビッグイシューの事業について解説。 「ホームレス」とは、“状態”を表す言葉に過ぎず、その人となりをあらわすものではないという話を生徒さんとのやり取りを交えながら話していきます。 吉富さんの「ビッグイシュー販売者になるまで」と「これから」 続いて、長崎県出身で、奈良県の生駒駅で販売をしている吉富さんが登壇。高校卒業後は自衛隊に4年ほど在籍。その後スーパーや農業など様々な仕事に就きます

    報道されなくても「ホームレス襲撃」は起こっている/桃山学院高校へ出張講義 : BIG ISSUE ONLINE
  • 「ホームレスの人にも図書館は開いた場所であるべき」or「他の利用者はどう思うか?」/「ホームレス支援とアート」イベントより(3) : BIG ISSUE ONLINE

    ホームレス支援とアート」イベント、続いて、参加者も交えた質疑応答がなされました。 イベントレポート2を読む Q:図書館は「みんなのもの」だけど、ホームレスの人が利用すると一般の人は戸惑わないか? 参加者A: マットさんのプレゼンの中で、図書館の周りで野宿をしている人たちを迎え入れるというお話がありましたが、路上生活の人のためだけの施設ではないところに迎え入れたとき、職員の方は理解していても、一般の利用者は、そういう状況をどう受け止めるのでしょうか。あと、路上生活の方たちは、何を目的として施設に入るのか、もしご存知でしたら教えていただきたいです。 質疑応答タイム。左はマット・ピーコックさん、右はアオキ裕キさん。 マット・ピーコック: 図書館のような施設、組織というのは、門戸を開放したいと考えています。そして、人々は様々な反応をします。しかし、図書館に入る権利は、ホームレスの人も、ホームレス

    「ホームレスの人にも図書館は開いた場所であるべき」or「他の利用者はどう思うか?」/「ホームレス支援とアート」イベントより(3) : BIG ISSUE ONLINE
  • 「ビッグイシューで路上脱出できた人なんているの?」というあなたに、卒業した元・販売者の声をお届け : BIG ISSUE ONLINE

    「ビッグイシューって、350円の雑誌を1冊売って180円の儲け? でもあまり売れてる様子を見ないけど、アレでほんとに路上脱出できるの?」という疑問をときどきいただきます。 1991年に英国で始まったビッグイシュー。日では2003年9月に創設者ジョン・バードの応援を取り付け『ビッグイシュー日版』を創刊しました。 この14年の間に、1500人以上が販売者として登録し、『ビッグイシュー日版』は774万冊を販売。ホームレス状態の販売者へ11億5253万円の収入を提供、150人を超える方々がビッグイシューの販売をきっかけに、他の仕事を見つけることができ、住所を確保して販売を卒業されています。 「お茶の水博士」ことOさん (元・お茶の水橋販売者) ビッグイシュー販売をするまで:IT企業に勤務 会社員のお父さん、専業主婦のお母さん、そして弟というごく一般的な家庭に生まれ育ったOさんは、パソコンが今

    「ビッグイシューで路上脱出できた人なんているの?」というあなたに、卒業した元・販売者の声をお届け : BIG ISSUE ONLINE
  • 灘中学の生徒に「格差社会と自己責任論」について、ビッグイシューが出張講義 : BIG ISSUE ONLINE

    ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、学校や団体などで講義をさせていただくことがあります。 今回の訪問先は、兵庫県・灘中学校の3年生の授業。社会科の片田先生が「同じ社会に生きるものとして、社会に出た時の“共感”の基盤をつくり、民主的な市民、行動する市民を育てていきたい」とビッグイシューに声がけいただき実現。 「怖い」「くさい」「汚い」・・・忌憚のない「ホームレスの人」へのイメージ 出張授業の前にホームルームなどの時間を利用して取っていたアンケートによると、灘中の生徒の皆さんが持っていた「ホームレスの人」のイメージは大半がネガティブなものでした。 灰色の吹き出しはネガティブ、黄色系がポジティブな色分けにしたところ、圧倒的にネガティブなイメージ まずは、「ホームレス」として「怖い」「自堕落」といったイメージでひとくくりにしがちな思い込みに対して、これまでに数百人のホームレ

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  • ビッグイシューを敵視する人々の主張/誤解と思い込みによる攻撃例とその反論 : BIG ISSUE ONLINE

    では「ホームレスの人と対等にビジネスをする」「路上でモノを売る」ということになじみがないためか、販売者人やビッグイシュー日が様々な誤解や偏見、攻撃、嫌がらせに近い行為をうけることがしばしばあります。 【目次】 ・ビッグイシューは「貧困ビジネス/悪徳商法」という思い込み └ビッグイシューのしくみ └「貧困ビジネス/悪徳商法」? └「生活保護を受けさせないで路上に固定化している」? └「ホームレスの人々から搾取している」? └「ホームレスの人々にノルマを課し不当な苛酷労働させている」? └「ホームレスの人々の脱税を黙認している」? └「ビッグイシューの役員は私腹を肥やしている」? └「ホームレスの人々を雇用しないことが貧困ビジネスの証」? └「決算公告を出さないことこそが貧困ビジネスの疑惑の証」? └「赤字なんて帳簿しだいでどうにでもなる」? └「寄付や広告費は丸儲け」? ・「路上での

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  • 報道写真家が悲惨な現実を撮影する理由-ギリシャ人初のピュリツァー賞に輝いた報道写真家ヤニス・ベラキスに聞く : BIG ISSUE ONLINE

    ギリシャ人報道写真家ヤニス・ベラキスにとって、シャッターを切るというのは瞬間を切り取る以上の意味を持つ。この度、数々の受賞歴を持つこの写真家ベラキスが率いるロイター(Reuters)チームが、ギリシャ難民危機の取材でピュリツァー賞に輝いた(2016年4月18日発表「ニュース速報写真部門」)。「世界を変えられる写真を撮りたい」写真家としての強い思いをギリシャのストリートペーパー『シェディア』に語ってくれた。 ベラキスは1960年アテネ生まれ。アテネのアート専門大学「AKTO」で写真を学び、ロンドンのミドルセックス大学で文学士号を取得。1987年の終わり頃からロイター通信社に入り、現在もこの世界最大の通信社でチーフ写真家を務めている。 これまでに、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアにて数々の主要ニュースを取材してきた。クロアチア、ボスニア、コソボ、チェチェンでの戦争や内戦、1991年の湾岸戦争

    報道写真家が悲惨な現実を撮影する理由-ギリシャ人初のピュリツァー賞に輝いた報道写真家ヤニス・ベラキスに聞く : BIG ISSUE ONLINE
  • 図書館は「無料貸本屋」ではない!全国の「本気の図書館」を知ろう : BIG ISSUE ONLINE

    全国に約3200館あるという公共図書館。あなたの地域の図書館はどのようなもので、あなたはどのくらいの頻度で利用しているだろうか。 日図書館関係者は、利用者のリクエストに徹底的に応えるという形で堅苦しい図書館のハードルを下げてきた。2月1日発売のビッグイシュー日版・304号の特集では、全国の公共図書館の取り組みから驚きの事例を紹介している。304号から一部読みどころをピックアップ。 その予算が通る理由は、ヒット商品をも生み出すビジネス支援 鳥取県と言えば最も人口が少ないことで知られている。そのなかの図書館において、資料購入費が1億円と全国4位を維持しているという。 図書館を「無料貸屋」と捉えたら、この予算はとてもではないが、少ない人口に不釣り合いな資料購入費と思えてしまう。 しかし、鳥取県立図書館は、「県民に役立ち地域に貢献する図書館」というミッションを明確にし、「地元企業のビジ

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  • 世界一スタイリッシュなホームレス?ニューヨークの俳優・ファッション写真家のマーク・レイ氏、ビッグイシュー販売者と語る : BIG ISSUE ONLINE

    ビッグイシュー日版274号に登場したマーク・レイ氏。 188㎝の長身でロマンスグレーの彼は、現在はファッション・フォトグラファー。以前はヴォーグ誌のモデルとして撮影をこなし、『SEX AND THE CITY』では裕福なプレイボーイ役、『メン・イン・ブラック3』ではエージェント役を演じました。 (ビッグイシュー日版274号より) 予告編ですでに10万回以上再生されており、日での上映の期待の高さが伺えます。 「ホームレス ニューヨークと寝た男」公式サイトより マークの荷物はスポーツ・ジムのロッカー4つ分。エクササイズで体を鍛え、身だしなみはジムのシャワールームや公園のトイレで整える。現場の仕事を終えるとカフェをハシゴしながらパソコンをチェック。ときには俳優の仕事で臨時収入。友人と飲みに行き、マンハッタンの花火を眺める。 ただ屋根のある家がないだけ。豊かな人生とはなにか。幸せとはなにか。

    世界一スタイリッシュなホームレス?ニューヨークの俳優・ファッション写真家のマーク・レイ氏、ビッグイシュー販売者と語る : BIG ISSUE ONLINE
  • YA(ヤングアダルト)文学を大人が読む意味とは? : BIG ISSUE ONLINE

    ビッグイシュー・オンライン編集部より:現在路上で発売中の296号(2016/10/1発売)から、読みどころをピックアップいたします。 特集:率直と希望―いま、YA(ヤングアダルト)文学 図書館や書店で見かける「YA」(ヤングアダルト)コーナー。 そこに並んだ書籍を手に取ってみたことはありますか?社会の激変にさらされる若者たちに向けて書かれた文学で、自分自身、家族、友達、恋、冒険、仕事、社会、戦争歴史、未来、異世界、自然科学など、その広く深い世界は、若者向けにとどまらず、時に大人も救われるような率直と希望があります。 金原瑞人さん(翻訳家)に「世界と日のYA文学」、赤木かん子さん(児童文学評論家)に「YA文学クラシック」、土居安子さん(児童文学研究者)に「YA文学ニューウェイブ」の視点からそれぞれエッセイが、また、子どもの屋ハックルベリーブックスを営む奥山恵さん、NPO法人「ガリレオ工

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  • 空き家再生の道ーイギリス発ーウィリアム王子も参加した空き家改修プロジェクト。 : BIG ISSUE ONLINE

    ビッグイシューオンラインの小林美穂子です。初夏を思わせる陽気が続いていますが、梅雨がすぐそこまでやってきている証拠にアジサイが色づき始めています。 植物には嬉しい成長の季節ですね。でも、雨が降るとビッグイシューの販売者さんたちは街角に立てず、路上生活者の方は雨をよけられる場所を探してご苦労されます。 今日は「住まい」のお話です。路上で暮らす人が多くいる一方で、膨大な数の空き家が放置されているのはイギリスも日も同じ。使わなくなった社員寮や、都市計画で数年後には取り壊される空き事務所などを眺めては、何とか活用する方向にいかないものかと悩みます。 少しずつではありますが、空き家活用に動き始めているイギリスの試みを、日はご紹介します。王子たちも作業員として参加したこの取り組み、ぜひご一読ください。 ご存知のとおり、英国の住宅事情はひどいものだ。しかし、国内三番目の都市マンチェスターで、元サッカ

    空き家再生の道ーイギリス発ーウィリアム王子も参加した空き家改修プロジェクト。 : BIG ISSUE ONLINE
  • 受刑者支援・加害者理解 : BIG ISSUE ONLINE

    紀元前399年、アテネではソクラテスを死刑に処することが公開裁判で確定した。でっち上げともいえる政治的嫌疑をかけられたソクラテスだったが、市民の大多数によって民主的に決められたことだからと、その死刑判決を受け入れた。 このような「過ち」を回避すべく設計されたのが、現代の民主主義である。アテネで起きたような「多数決による死刑判決」を防ぐため、刑事被告人に対する司法上の特別保護が憲法に盛り込まれてきた。いまだに死刑を認めている国もある一方で、2020年代となった今は、死刑廃止論が広く優勢となっている。米国では、約半数の州が死刑を廃止しており、残りの州でも長く死刑が執行されていないところが多い。死刑支持者の割合も減少傾向にある。 続きを読む イタリアの刑事施設(拘置所や刑務所)では、2022年の1年間だけで84件もの自殺が発生している*1。なかでも8月は14人が命を絶ち、2日に1件のペースという

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  • 「あえて昔のつながりは切らない」元ヤクザ・中川さんの持論。 : BIG ISSUE ONLINE

    編集部より:元受刑者でブロガーのイノシシさんからの福岡の出所者支援を行っている会社ヒューマン・ハーバーで、実際に働いている方へのインタビュー記事です。 (提供:けもの道をいこう ~元受刑者が実名起業するまでの記録~) ヒューマンハーバーの「ある蔵」で働かれている方の過半数は服役経験者です。その中にはもちろん元ヤクザの方もいらっしゃるわけで‥。 この記事では元ヤクザで今では課長(現場をまとめるトップ)を任されている中川浩一さん(仮名:36才)に、生い立ちやその独自の持論など興味深いお話を伺いました。 自分は片親(父)だったんですけど、特に家庭環境が悪かったとかそういったことはありませんでした。ただ、当時はかなりグレていて‥。小さい頃から児童相談所から鑑別所、色々行きましたね。 自分が小学校のときに父が再婚し、その後は色々あって少年院に入ることになってしまったんです‥。その後は少年院を経て21

    「あえて昔のつながりは切らない」元ヤクザ・中川さんの持論。 : BIG ISSUE ONLINE
  • 社会における「時限爆弾」:低所得ゆえに親元を出られない若者が増加している : BIG ISSUE ONLINE

    こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部です。「『若者の住宅問題』―住宅政策提案書調査編―」の発表に合わせて行われた記者会見の内容を、書き起こし形式でお伝えします。 会見では「つくろい東京ファンド」などの活動に取り組む稲葉剛さんがお話くださいました。現代のホームレス問題、貧困問題の現状に深く切り込んだ内容となっておりますので、調査のPDFと合わせてどうぞご一読ください。 稲葉:私は認定NPO法人「自立サポートセンターもやい」で生活困窮者の相談支援活動を行っています。 「もやい」の事務所には年間700世帯から900世帯の方の相談を行っています。実際来られている方の約3割が20代、30代の方で、その傾向は2003年頃からあります。 親との同居が4分の3を占めているということについては、一時期「パラサイトシングル」という言葉が流行ったように、いわゆる自己責任的な見方をする人も出てくるでしょう

    社会における「時限爆弾」:低所得ゆえに親元を出られない若者が増加している : BIG ISSUE ONLINE
  • 家を借りることがリスクの時代:檻のない「牢獄」と化した実家(藤田 孝典) : BIG ISSUE ONLINE

    編集部より:ビッグイシュー基金と住宅政策提案・検討委員会が実施した調査「『若者の住宅問題』-住宅政策提案書[調査編]-」を通して、低所得かつ未婚の若者たちの多くが、親の持ち家に同居している実態が明らかになりました。 調査レポートより、NPO法人「ほっとプラス」代表の藤田孝典さんの文章を転載いたします。 今回の住宅に関する調査結果には、想定を超える衝撃があった。 それは実家を出ることが最大のリスクであるということだ。親と同居する理由で約半数を占めるのは、「家賃が負担できないから」であった。賃金や収入が低く、家賃を払いたくても払えない若者は、親に依存しなければ生きていけない状況が見えてくる。 特に、低所得であればあるほど、親と同居している。そして、所得が低く、親と同居しているほど、結婚の予定がないと回答している。若者自身が実家を出ることが賢明ではないと判

    家を借りることがリスクの時代:檻のない「牢獄」と化した実家(藤田 孝典) : BIG ISSUE ONLINE
  • 約200億円の事務費用を掛けて、子ども1人に3,000円を配るという非合理:#子ども子育て会議 駒崎弘樹氏ツイートまとめ : BIG ISSUE ONLINE

    編集部より:NPO法人「フローレンス」の駒崎弘樹さんが、「内閣府第21回子ども・子育て会議、第25回子ども・子育て会議基準検討部会合同会議」の内容をツイッターで中継してくださっています。この国の子育てに関する重要な議論が展開されているので、この記事でまとめさせていただきます。 日10時〜、内閣府第21回子ども・子育て会議、第25回子ども・子育て会議基準検討部会合同会議を実況します。文責は全て私個人にあります。増税延期によって、子育て予算はどうなったのか。その辺りがトピックです。 #子ども子育て会議 pic.twitter.com/Kad7U8lTCg — 駒崎弘樹:Hiroki Komazaki (@Hiroki_Komazaki) 2015, 1月 22 無藤会長「それでは始める」 有村少子化相「第三次安倍内閣で再任された。先日の予算案が閣議決定された。消費税増税延期による財源不足で大

    約200億円の事務費用を掛けて、子ども1人に3,000円を配るという非合理:#子ども子育て会議 駒崎弘樹氏ツイートまとめ : BIG ISSUE ONLINE
  • 「ホームレス」を受け入れる「図書館」:バンクーバー、サンフランシスコの事例から : BIG ISSUE ONLINE

    ご存知の通り、図書館は居場所をなくした人たちにとって、数少ない無料空間です。そんななか、図書館を訪れるホームレスの人々に対して、積極的にサポートを提供する図書館が北米にあります。 08年、サンフランシスコ公共図書館は米国で初めて、ホームレス状態にある利用者と交流すべく、フルタイムのソーシャルワーカーを雇った。米国の他の都市も後に続き、ソルトレイクシティやタルサ、サクラメントなどの公共図書館が、ソーシャルワーカー、看護師、福祉ワーカーを雇い入れた。 「ホームレスの人たちの多くが実際に図書館を利用して収蔵物を読んだり活用したりしています。また、トイレで身体をきれいにしたり、睡眠をとったりするのにも利用しています(サンフランシスコ図書館のソーシャルワーカー、レア・エスゲラさん)」 彼女の主な仕事は、利用者に安定した住居やカウンセリングサービスなどの解決手段を紹介することだ。無料または低価格の

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  • アンドレイさん「世界で最も民主主義の進んでいると言われるような国でも、人身売買が行われている」(5/5) : BIG ISSUE ONLINE

    <part1を読む> <part2を読む> <part3を読む> <part4を読む> リトアニアに帰国、イギリスでの新しい生活 アンドレイさんはその後、無事リトアニアに帰国し、家族に再会して、リトアニアで1から生活をスタートさせた。すぐに船員としてリトアニアの海運会社で働き、船上シェフとして、数年間、世界を旅したという。 2004年、リトアニアが欧州連合 (EU) に加盟したことをきっかけに、東欧のコミュニティとネットワークが強く、英語が話せる土地ということで、イギリスに移住を決意。EU加盟国に行くのにはビザは必要なく、自由に行き来できるのが魅力だった。 こうして現在も、アンドレイさんはイギリスで暮らしており、ノースハンプトンシャーでの東欧コミュニティの通訳・翻訳業を兼ねたコーディネーター、東欧からの移民(ニューカマー)のアドバイザー、また写真家として幅広く活動している。 タケトモコ「今

    アンドレイさん「世界で最も民主主義の進んでいると言われるような国でも、人身売買が行われている」(5/5) : BIG ISSUE ONLINE
  • 植物は「かおり」で会話する—植物間コミュニケーションの秘められた物語(1/2) : BIG ISSUE ONLINE

    植物同士が、植物と昆虫が会話をしているといっても、半信半疑の人がほとんどかもしれない。でもそれは当のこと。高林純示さんに、そんな不思議でエキサイティングな話を聞いた。 (高林純示さん) 植物が会話をしている? そんなバカな?! 植物が会話をしている? それも「かおり」(具体的な香りと抽象的な薫りの両方を含めた概念としてここでは使っている)を出してというと、そんなバカな?!という反論があちこちから聞こえてきそうだ。だが、そんなグリーンファンタジーとも呼べそうな事実がだんだん明らかになってきた。 「1983年に虫にべられた葉っぱが『かおり』を出して天敵を呼ぶという研究が発表されて、86年に植物が会話するという最初の論文が出たんですね。 最初は『すごいな』と言われたんですが、『そんなはずないだろ? きっと実験がおかしいんだ』と言う人がいて、特にプラント・プラント・コミュニケーション(植物間の

    植物は「かおり」で会話する—植物間コミュニケーションの秘められた物語(1/2) : BIG ISSUE ONLINE
  • オランダでたったひとりの日本人ホームレス(前編) : BIG ISSUE ONLINE

    アジア人のホームレスが皆無に等しいアムステルダムの街角で、偶然出会った日ホームレスに聞いた、彼の半生、アムステルダムでの生活とは? Mさん(60歳) Mさんの生い立ち ひょんなことから、オランダ・アムステルダムで、唯一の日ホームレスであるMさん(60歳)に出会った。話が弾み、生い立ちからアムステルダムでの現在の生活まで、お話を伺えることになった。 Mさんは三重県出身で一人っ子。生後2ヶ月で両親が離婚したため、祖父母と共に幼少時代を送っていた。小学校に入学したての夏、祖母は不幸にも他界してしまったため、その後は山師である祖父の男手一つで育てられたそうだ。 Mさんは自然が豊かな土地で育ったこともあり、水泳が得意だという。子どもの頃から性格は地味、クラスでも目立たない存在だったことが、 後にバンドを結成し、ベーシストになったことと関係していると話してくれた。バンド活動を始めたこともあり、

    オランダでたったひとりの日本人ホームレス(前編) : BIG ISSUE ONLINE
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