ブックマーク / note.com/quruli (8)

  • 『thaw』セルフライナーノーツ|くるり official

    皆さまいかがお過ごしでしょうか。 並行世界では、ツアーがひと段落し、日比谷野音に向けてイベント出演など、意欲的にくるりは動いているはずです。 去る3月初旬、ツアーリハを行うも、来るべき現実の中でも、最悪のケースを想定しておくべき、との判断をくだし、咄嗟に出てきた「未発表作品集をとんでもないスピードでリリースする」ということに取り組むことになりました。 ビクタースピードスターレコードの制作スタッフや、弊社スタッフの手厚い協力により、およそ1か月で皆さんのもとへ届けることが出来たことに、心より感謝いたします。 ここに収められた11曲(来月発売のCD盤は15曲です)は、ツアーに出て唾を飛ばしながら歌い演奏し、打ち上げの居酒屋で馬鹿みたいに飲み騒ぎ、キャバクラなんか行ったりして羽目を外すような並行世界だと、陽の目を見ることが無かった作品だったことでしょう。 改めて、この世界の現実のために存在してい

    『thaw』セルフライナーノーツ|くるり official
  • 「忘れないように」セルフライナーノーツ|くるり official

    この曲の原型はそれこそ、1997年くらいにはあったと思われます。 殆ど忘れましたが、恐らくKYOTO MUSE HALLかどこかのライブハウスで、新曲出来ました的な感じでお披露目もしたように記憶しています。 ただ、その後全くと言っていいほど忘れ去られ、タイトルも歌詞も楽器の弾き方も忘れてしまっておりました。 時は流れ、新しいアルバムのレコーディングに向け「その線は水平線」や「春を待つ」といった、昔書いた曲を今になって思い出しながらレコーディングするタームに入っていた矢先、この曲のメロディーや構成が頭の中に鳴り響いておりました。 コーラスの「忘れないように〜」という歌詞だけ、なんとなく覚えていたので、自戒も込めて忘れ去られないような曲にするために、新たに歌詞を書きデモを制作して、スタッフに聴かせたところ、これは是非録りましょう、新境地ですね、と言われたので、いや、むっちゃ古くて忘れてた曲です

    「忘れないように」セルフライナーノーツ|くるり official
  • 音楽とお金とファン|くるり official

    岡崎体育くんのファンクラブ運営を巡る騒動(めんどくさいので、ここには書きません興味ある方はググって調べてください)を横目に見ながら、コレはくるりのファンクラブの今後のあり方のことも、いろいろ考えないとなぁと思う次第。 岡崎体育くんは、ストイックな宅録青年かつ優れたアイデアマン、そして良い意味で目立ちたがりで、頭もいいので、虎視眈々と色んなことを狙ってると思う。そして誰もやってないことで何かをひっくり返すことにカタルシスを感じているはずだ。それでも、ただ音楽作ることが好きなんだと思う。私はいちニワカファンとして、彼のことをただ傍観している(たまに聴いたりビデオみて笑ってる)だけだが。 彼は旧来身の回りのスタッフがやるような仕事にも介入し、ワンオペとは言えないだろうが音楽制作のみならずいろんなことを自分の手でやっている。別にそれが偉いとかそういう風には思わない(それについては後述する)が、彼は

    音楽とお金とファン|くるり official
  • 「その線は水平線」セルフ・ライナーノーツ|くるり official

    2009年頃だったか、はたまた2010年頃だったか、くるりは俺と佐藤のデュオ編成で、プロフィール写真を見ればB'zみたいな感じだったと思う。いや、違うか。 くるりはバンドなので、パーマネントのメンバーではなかったがドラマーのBoboと、山内総一郎(フジファブリック)を加えた4人編成でライブ活動をしていた頃だ。この男子4人は仲が良く、長いくるりの歴史の中でもバンド然としたフォーメーションだったように思う。 2000年代はじめ、海外での活動や、オーケストラとの共演などを経たくるりはこの頃になると「魂のゆくえ」や「言葉にならない 笑顔を見せてくれよ」など、内省的な作品を作り出すことになる。まぁつまり、元気なかったんです俺。そんな俺を支えてくれたのが、このバンドであり、佐藤やBoboや山内なんです。 この頃は調子が悪いせいか、あまり曲を書けなくなっていただけではなく、どうも喉の調子がすこぶる悪く、

    「その線は水平線」セルフ・ライナーノーツ|くるり official
  • くるり、バンド結成から20周年目の9月1日に オリジナルメンバーによるスペシャルライブを スペシャアプリとLINE LIVEで同時生配信決定!|くるり official

    くるり、バンド結成から20周年目の9月1日に オリジナルメンバーによるスペシャルライブを スペシャアプリとLINE LIVEで同時生配信決定! バンド結成から最新曲まで20年の歴史を網羅したオールタイムベスト「くるりの20回転」を9月14日にリリースする京都出身のロックバンド・くるり。まさに、バンドの結成日である9月1日に、バンドを結成したオリジナルメンバーにてスペシャルライブを生配信することが決定しました。 くるりは、1996年9月1日に立命館大学に在学中だった岸田繁、佐藤征史、森信行により、音楽サークル「ロックコミューン」で結成されました。それから20年を経た2016年9月1日に結成当時のオリジナルメンバーによるスペシャルライブを生配信でお届けします。視聴方法はスペシャアプリ、LINE LIVE(スペースシャワーTVアカウント、LIVEミュージックアカウント)の3番組で一夜限りのプレミ

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  • 11月に全国12都市13公演の「NOW AND THEN vol.2」が開催決定&くるりファンクラブ先行が17日(水)18時にスタート|くるり official

    11月に全国12都市13公演の「NOW AND THEN vol.2」が開催決定&くるりファンクラブ先行が17日(水)18時にスタート くるりが2017年のバンド結成20周年に向けて開催中のコンセプトライブシリーズ「NOW AND THEN」。その第2弾となる【くるり 20th ANNIVERSARY「NOW AND THEN vol.2」】の開催が、今年の11月に決定しました。 「NOW AND THEN vol.2」は、3rdアルバム『TEAM ROCK』&4thアルバム『THE WORLD IS MINE』の再現ツアーとなります。東京、大阪のみの開催となったvol.1からスケールアップし、全国12都市13公演で開催される予定です。 くるりファンクラブ「純情息子」では、日6月17日(水)18:00よりファンクラブ先行チケットを受け付けます。期間は7月15日(水)23:59までになりま

    11月に全国12都市13公演の「NOW AND THEN vol.2」が開催決定&くるりファンクラブ先行が17日(水)18時にスタート|くるり official
  • 不定期特集 くるり岸田繁「電車の花道」第一回:阪急2300系|くるり official

    それは2月某日のこと。阪急電鉄京都線で長年活躍した2300系電車が、きたる2015年3月22日に営業運転から引退するということで、その前に乗りおさめをしておきたい――という岸田さんが、noteでの新たな企画をひらめきました。 題して「くるり岸田繁『電車の花道』」! 子供の頃から親しんだ阪急電車。"チアノーゼ(2ndAl「図鑑」収録)"の歌詞には「東向日駅の梅田方面ゆきホーム」というフレーズを織り込むなど、阪急にひとかたならぬ深い想いを持つ岸田さん。しかも1960年から阪急京都線で活躍し、様々な歴史とともに半世紀以上にわたって京阪間を走り続けた名車、2300系の引退が間近に迫っている……というわけで当然、この不定期特集の第一回は「阪急2300系」をお送りします。 そして大阪、午前8時20分集合。岸田さんが時間よりも早く現れた!阪急梅田駅に向かう道すがら、さっそくパチリ。 そして日、いい感じ

    不定期特集 くるり岸田繁「電車の花道」第一回:阪急2300系|くるり official
  • 「くるりの一回転」|くるり official

    時代は90年代半ば。それは日のポップ音楽にとってとても芳醇な時代でした。「CDショップ」と呼ばれる業態が全国的に一般化し、それまでアナログ・レコードでは手に入らなかった膨大な過去の名盤カタログがCDという形で一斉に復刻され、誰にでも気軽に手に入るようになった時代でした。しかも、以前なら考えられなかったような巨大な敷地面積の売り場の中で、古今東西の名盤がずらりと並べられることになったのです。今からは想像もつかないことですが、それはそれは壮観な眺めだったのです。 映画『サムサッカー』の監督でもあり、ビースティ・ボーイズのレーベル〈グランド・ロイヤル〉のカタログのアートワークをいくつも手掛けたグラフィック・デザイナーでもあるマイク・ミルズは、90年代の半ばに僕にこんな風に語ってくれたことがあります。タワー・レコードは僕らの世代のMOMA(ニューヨーク近代美術館)なんだ。そう、まさにその通りだっ

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