ネパールの新型コロナウイルス検査の様子。首都カトマンズで(2021年5月5日撮影、資料写真)。(c)PRAKASH MATHEMA / AFP 【6月5日 AFP】ネパールで3日、致死率の高いまれな真菌感染症「ムコール症」による死者が初めて確認された。隣国インドでは、新型コロナウイルス感染者のうち数千人がムコール症を発症している。 ネパールのセティ(Seti)にある州立病院は、今月3日に65歳の男性がムコール症で死亡したと発表した。男性は、新型コロナウイルス検査では陰性だった。 男性は側頭葉脳炎と診断され、集中治療室(ICU)で治療を受けていた。ネパール保健省の報道官はAFPに対し、同国でムコール症と診断された患者は現在、少なくとも10人に上ることを明らかにした。 ムコール症は、極めて進行が早く、脳に広がるのを防ぐために手術で眼球の摘出や鼻、顎の切除が必要になる場合もあり、致死率は50%を
![ネパール、真菌感染症「ムコール症」で初の死者](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a438c7c783e81d1144bc73e2658290665817c39/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fa%2F1000x%2Fimg_8ae800336846527ee6b7aa8941e86da5152616.jpg)