日本救急医療財団は、全国約23万台のAED(自動体外式除細動器)の設置場所を地図上に示した「全国AEDマップ」をつくり、ウェブサイト(https://www.qqzaidanmap.jp)に公開した。住所や施設名を入力して検索すると、周辺にあるAEDの場所がわかる。 これまで財団は、メーカーを通じて入手した設置先の施設名や住所などの文字情報しか公開していなかった。特定の地域や敷地内の設置先の地図を公開している自治体や企業はあるが、救命率の向上を目指して全国版のマップを作成した。 地図上では、情報の正確さや装置の更新時期を踏まえて、精度の高い順に青・黄・赤の3色のピンで設置先が表示される。現在はまだほとんどが赤で、広い建物や敷地の中では、実際の設置先とずれている可能性がある。AEDの設置者に情報提供を求め、精度を高めていくという。 総務省消防庁のまとめによると、心臓発作による心肺停止で一般市