ゆとり世代、消費の最前線へ、日経MJ調査 「ゆとり教育」で育った世代が成人を迎えている。ゆとり世代の定義は諸説あるが、日経MJは1987年度生まれ以降と定め、消費者調査を実施した。 その結果は、異性相手よりも一人遊びや同性の友人を重んじ、読書好きで、買い物ではネット通販よりも実店舗を好むことが分かった。 一人遊びをいとわない「おゆとり様」世代は約2000万人とみられ、新たな消費層を生み出しつつある。 【休日は一人や同性と過ごすのが楽】 休日の過ごし方は「パソコンで遊ぶ」「テレビやDVDを見る」「自宅で音楽を聴く」「何もしないでのんびり」「読書する」など、一人で自室で楽しむ巣ごもり系が上位を占めた。特に読書は「携帯電話で遊ぶ(メールやゲームなど)」を3.3ポイント上回った。 「ゆとり教育世代は子供のころから『個化』の環境が整っていた。安全のとりでである自室にこもり、適度な距離感で人とコミュニ