交通事故や高い建物からの落下物、雷など、自分が注意していても巻き込まれてしまう事故は少なくない。外を歩く行為自体がリスクを伴うということになるが、少しでも災難を避けるため、各事故例の原因を探って参考にしたいところだ。こうした中で、少年に隕石が当たるという事故がドイツで発生した。少年は奇跡的にかすり傷だけで済んだが、果たして今後の教訓になるだろうか。 隕石に襲われたのは、ドイツ西部エッセンに住む14歳のヘリット・ブランク君。英紙デイリー・テレグラフなどによると、ヘリット君は通学中に空から「光の球体」が自分に向かって飛んでくることに気付くと同時に左手の甲に痛みを感じ、その直後には雷のような爆発音に巻き込まれた。道路には直径1フィート(約30センチ)ほどのクレーターができ、そこに赤く焼けた豆粒ほどの石があったという。同紙はこの隕石の落下速度を時速3万マイル(約4万8000キロ)以上と推定している