株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
われわれ日本人が、日ごろ何気なく食べている米の「ごはん」。実は、「ごはんにこそ太りすぎを抑え、上手にやせるカギが隠されている」と力説するのが、稲毛病院(千葉県)健康支援科部長の佐藤務氏だ。 日本人にとって、ごはんは食卓の中心にある“主食”。主な成分は炭水化物で、これが糖に分解されることから、何となくごはんをたくさん食べると太りやすいと思いこんでいる人も多いようだ。ダイエットの際には真っ先にごはんの量を減らす人も少なくないという。 しかし、ごはんは唾液で大部分が糖に分解され、胃からすぐに血液中に吸収されて、エネルギーとして使われてしまう。血糖値はごはんを食べてすぐに上がり、これが脳の満腹中枢を刺激して、「満腹だから食べるのをやめるように」という信号を出す。むしろ、ごはんには、食べすぎを予防する働きがあるのだ。 さらに、ごはんに含まれている炭水化物には、体内で消化されにくい性質の「アミロ
時差ボケの解明に取り組む新進気鋭の研究者に、世界の視線が集まっている。日本を代表する研究機関である理化学研究所のチームリーダー、上田泰己氏(28歳)がその人だ。 昼間活動し、夜眠る人間のリズムは脳の中心部にある器官で刻まれている。その体内時計の動きに狂いが生じると様々な問題が起こる。例えば、朝になっても体がまだ夜の状態だと登校拒否症の一因となり、痴呆患者の夜間徘徊はその逆だ。うつ病もリズム障害が原因の1つとなる。上田氏が中心となり、そんな外からは見えない体内時計のズレを簡単に測定する方法を初めて開発し、成果をまとめた論文が7月下旬、著名な学術誌に掲載された。 「現代の医学に失望した」 「遺伝子を時計の針に見立てれば、体内時計の動きは簡単に分かります」。こうさらりと話す上田氏は、3月に東京大学の博士課程を修了したばかり。理研が神戸市に設置した発生・再生科学総合研究センターで、バイオテクノロジ
第151回 バブル崩壊に向け、チキンレースを繰り広げるトレーダー 経済アナリスト 森永 卓郎氏 2008年9月12日 8月26日の朝日新聞に、こんな記事が掲載された。外資系金融への人材紹介を手がけるエグゼクティブ・サーチ・パートナーズの調査によると、日本に拠点がある外資系金融機関で、サブプライム問題でリストラされた従業員数が、ここ1年間で2万7819人中1109人にのぼったという。 つまり、全体の約4%が1年間にリストラされたわけだ。これを多いと見るか、少ないと見るかは人によってそれぞれだろう。その記事によれば、サブプライム危機の震源地である米国では、ニューヨーク州で働く証券業界の従業員だけで約4万人がリストラされたという。それにくらべれば、はるかに小規模であることは間違いない。 確かに、リストラの対象になったのは、業績が上がらなかった人なのかもしれない。だが、この記事を読んでいくう
第34回 リスクを取るべき世代、取るべきでない世代 ファイナンシャルプランナー 鈴木 暁子氏 2008年6月10日 53.4兆円 ―― 2007年度から2009年度にかけて、いわゆる団塊世代が手にする退職金の合計だ(野村証券金融経済研究所の試算)。団塊マネー獲得のために、勧誘の手はハイリスク商品にまで伸びる。2007年3月に電通が発表した意識調査では、「退職金のうち、5割を預貯金や資産運用に当てる」と回答があったそうだ。 老後は、今では“セカンドライフ”と言うように、退職後も趣味や生きがいを持ち、よりアクティブに、ポジティブに過ごすための期間と考えるようになった。毎年の海外旅行、セカンドハウス、クルージングなど、夢の広がる時代になってきている。 その夢を実現しようとするとき、どのように資産を運用するかが重要な意味を持ってくる。ところが資産運用というと、「国債は安全そうだ」「今は円高だ
「トーシシンタクは大丈夫だと聞いていたのにだいぶ減っているようだ。わたしは銀行にだまされたのか」―― お怒りのAさん(50代、男性)が個人相談にみえたのは先月のこと。老後の年金不安から、銀行で薦められた投資信託(以下、投信)を3年前から始めた。投資した金額は約100万円である。 時価を表す基準価額は少しずつ上がっていたが、去年サブプライムローン問題が表面化してから下がり始め、今年に入り大幅下落、「解約(換金)した方がいいのか、ガマンして持つべきなのか、どうしたらいいか分からない」という状態になった。メガバンクで買い、分配金が毎月入っているという安心感から、何で運用されているのか(運用対象)、どう運用しているのか(運用方法)、よく分からないまま3年が過ぎたという。 キビシイ投資の世界で、内容が分からない金融商品を購入するのは、「目隠ししたまま運転する」くらい危険な事だ。 けれどAさんは
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