破たんしたリーマン・ブラザーズ証券には、社員報酬を一部、自社株で支払う制度がある。仕事のモチベーションを高めるためだが、それが破たんで紙くず同然となる悲劇を生んだ。中には、億円単位で財産を失った社員もいるようだ。海外では、自虐的になった社員が、社名ロゴ入りグッズをネットで売り出すケースも出ている。 「ハイリスク・ハイリターン」年収1億日本人社員も 「数か月前に首になったリーマン社員は、『すごくラッキー!』と喜んでいます。残っていれば、持ち株の価格がゼロだったわけですから」 ある外資系金融機関の幹部は、知り合いの元社員の話として、こう明かす。 破たんした米証券大手のリーマン・ブラザーズでは、社員報酬の一部を自社株で支払う制度があり、リーマン株の3割は社員が保有している。これは、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券も同じだ。元社員の喜びは、裏を返せば、多くのリーマン社員にとっては、悲劇だったこと
![破たんで社員持ち株が紙くずに リーマン社員の「天国から地獄」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1f92dd717ea422e9f56c219157ab146db986e58b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fimages%2Forigin%2F2008%2Fnews08-3273_pho01.jpg)