函館ラ・サール高校の英語講師ピーター・ハウレットさんから「The Ainu and the Bear」と題する絵本が送られてきた。これは私たちのグループ「十勝場所と環境ラボラトリー」が2005年2月15日に出版した「イオマンテ めぐるいのちの贈り物」(文・寮美千子、画・小林敏也、パロル舎刊)の英語版である。 イオマンテとはアイヌの「熊の霊送りの儀式」のことで、ちょうど今頃の季節に、熊が冬眠している穴を見つけて猟を行う。冬眠中に生まれた子熊がいたら、母熊だけを殺して子熊はコタン(村)に連れ帰る。母熊の肉、毛皮などは余すところなく活用する。熊は天からの贈り物だから、すべて大切に頂くのだ。 連れ帰った子熊は、人間の赤ちゃんと同じ様に母乳を与えたりして家の中で大切に育て、大きくなったら丸太の檻(おり)に移すが、上等の食事を与え続ける。1〜2年育てた後に、熊の霊を天に帰す盛大な儀式を行って殺し、また
北海道に赴任して1年。先住民であるアイヌ民族への取材を通して、彼らが受けてきた差別を初めて目の当たりにした。1月には政府のアイヌ政策推進会議(座長・平野博文官房長官)が発足し、アイヌを取り巻く環境は歴史的転換期を迎えようとしている。これを機に、アイヌ差別について改めて考えてみたい。 アイヌ差別の深刻さは、私自身も経験した。アイヌの男性から「アイヌは日本人の底辺層と似ているから、一緒に底上げしなくては。それが共生社会だから」と聞き、地域面のコラムに書いたところ、アイヌを「土人」と差別的表現で書いた攻撃的なはがきが届いた。海外の少数民族問題に関心が高い学識経験者が、アイヌがいまだ貧困に苦しんでいるのは自己責任だと非難したのを聞いたこともある。 推進会議設置の根拠となった「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」は昨夏、政府に提出した報告書で「同化政策が進められる中で、アイヌの人々は差別や偏見に
4月1日にスタートする馬肉とシカ肉を使った新ご当地グルメ「馬鹿(うまか)もん」をPRするため、馬鹿もん認定委員会は15日から、キャラクターデザインを公募する。3月20日締め切り。 「馬鹿もん」は観光カリスマの坂本和昭さんが考案。基準を満たす馬肉とシカ肉を使った料理を、全道規模で認定する。認定店は「のぼり」「ゆるキャラ」の使用を認める。ゆるキャラは公募する方向で準備が進められてきた。 8日には帯広市西1南9のレストラン「タベルナ・センナリ」(東成人オーナーシェフ)で試食会を開催。席上、書家の八重柏冬雷さんの文字をしたためたのぼりのデザインも披露された。3月24日に札幌で自治体や観光協会、報道機関などを招いた試食会を開く。 ゆるキャラは「みんなに愛される“馬鹿もん”」がコンセプト。はがきにカラーデザインを描き、住所、氏名、電話番号を記入、「東洋印刷内 馬鹿もん認定委員会ゆるキャラ公募係」
母校柏葉高校同窓会の 新年交礼会が16日(土)の18:30〜北海道ホテルで開催されたので妻と二人で出掛けた。 今年の担当期は8期と31期である。近年の参加者数は650名を越えているので会場がとても狭く感じる。私達26期は私達夫婦2人を含めて9名が参加した。同級生同士で結婚したカップルが結構いるのに夫婦で参加する人たちは極めて少ないのだ。 セレモニーの中で叙勲者の紹介が行われるのだが、最後に去年紫綬褒章を受章した20期卒業の中島みゆきさんの名前が呼ばれたときには一瞬会場がどよめいた、皆、本人が来ているのではないかと思ったのだろう。中島みゆきさんは柏葉高校時代に同級生からイジメられていたらしく、柏葉高校が嫌いだとのことだから、来ることはないだろうとは思っていたが・・・。 年々、映像を取り入れるなど進行はスマートになってきていると感じた。挨拶も以前よりは短めになってきているから前半は良かった。後
東京の知人からある資料が郵送されてきた。 それは、9月17日(木)に東京千代田区の「ちよだプラットフォームスクウェア」で開催された『日本再生は地域から、セミナー「地域おこしに燃える」』のパンフレットとその場で配布された資料である。 そのパンフレットには講師に北の屋台のK専務理事の名前が載っていたのである。かねてよりK専務の好からぬ噂を耳にしていたその知人がわざわざ現物を送ってくれたのだ。 講師としてお呼びが掛かるのは現役の専務として当然のことであろう。そのことには何も言うつもりもない。大いに北の屋台の宣伝をすればよいと思う。 しかし、呆れたのは、K専務理事が書いたという署名入りの北の屋台の資料である。これを読んで「あれ〜、どこかで読んだことのある文章だな〜」と思ったら、私が8年ほど前に書いた文章そのままであった。さすがに最後の章だけは、現状とは異なるから少しだけ手直しされていたが・・・。
道外からの旅行者のレンタカーによる交通事故が道内で増えている。昨年なかった死亡事故が今年は3件発生し、5人が犠牲になった。本州とは地理感覚が違いスピードを出しすぎることなどが原因とみられる。新千歳など道内の空港では、大型連休初日の19日、道警や札幌レンタカー協会らが道外から来てレンタカーを利用する人たちにチラシなどを配って安全運転を呼び掛けた。【木村光則、久野華代】 8月1日に十勝管内更別村で起きた事故は、和歌山県と兵庫県から、とかち帯広空港に降りた家族4人がレンタカーで、同管内中札内村の花畑牧場などの観光に向かう途中だった。現場は畑に囲まれた見晴らしのいい交差点。なぜか左から迫ってくる車に気付かず衝突した。 こうした事故は「十勝型事故」、または「田園型事故」と呼ばれる。日本自動車研究所によると、自分の車に左右から近づいてくる車がほぼ一定のスピードだと、運転手の視野の端で止まったままの状態
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