2010年1月17日のブックマーク (3件)

  • 実質金利均等化の意味 - himaginary’s diary

    池田信夫氏が実質金利均等化について書いている。同様の議論は以前Baatarismさんが紹介された藤沢数希氏もしており、小生はBaatarismさんのコメント欄でそのおかしな点を指摘した。簡単に言えば、金融市場が裁定を図るのはあくまでも名目金利であり、実質金利ではない、ということである。 では、実質金利均等化を議論すること自体が無意味かと言うと、そういう訳ではない。実際、「real interest rate parity」でぐぐってみると、このテーマを扱った論文が数多く引っ掛かってくる。たとえば、(google scholarを除いて)最初に引っ掛かってくるこの論文では、様々な統計的手法を用いた検証を行い、実質金利均等化を支持する明確な傾向は観察されない、と報告している。 ここで注意すべきなのは、実質金利均等化の成立には、金融市場だけでなく財市場の統合化も前提となる点である。そのロジックを

    実質金利均等化の意味 - himaginary’s diary
    ystt
    ystt 2010/01/17
    「実質金利が均等化するには、金利平価式と購買力平価式の両者が成立している必要がある。前者は金融市場に関わる式だが、後者は財市場に関わる式なので、金融市場の裁定取引だけで実質金利が均等化することはない」
  • 「理系」「文系」の区分は日本だけ 「人文科学」「社会科学」「自然科学」の違い - モジログ

    読書猿Classic - サルでも分かる人文科学/社会科学/自然科学の見分け方(分割図つき) http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-199.html これは素晴らしいエントリ。「人文科学」「社会科学」「自然科学」の違いがあやふやだと感じている人は必読。 茶・青・赤の3色で示されている3種類の「線引き」は次の通り。 (1)理系/文系の区分……茶色の実線 (2)humanities と the science (あるいはartsとsciences)という区分……青色の二重線 (3)質主義(essentialism)と構成主義(constructivism)の区分……赤い点線 <ぶっちゃけて言えば、理系/文系の区分は「日だけ」である>。 <humanities(ヒューマニティ)とscience(サイエンス)が「文系/理系」の訳語とされる

    ystt
    ystt 2010/01/17
    「理系」と「文系」が日本的な区分だと言うけど、『二つの文化と科学革命』を読むと、程度の差こそあれ、二つの文化の断絶は日本だけの問題ではないと思う。
  • 「市場の失敗」は政府の介入が正当化されるための十分条件か? - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    レギュラー先生のつぶやきというよりは、レギュラー先生経由で聞いたブキャナン(James Buchanan)のつぶやきですが。 “It is to act like the judge who awarded the prize to the second singer after he had heard only the first. ”(by James Buchanan) 「「市場の失敗」が存在するからという理由で直ちに政府介入を正当化することは、歌のコンクールにおいて一人目の歌声を聴いた段階で(残りの候補者の歌声を聴くことなく)残りの候補者に賞を与えるようなものである。」 「市場の失敗→政府介入」と速断することは、1人目の歌があまりうまくないからという理由で2人目の歌唱力を試すことなく2人目の候補者に賞を与えることと違わないということワンね。「市場の失敗」の解決を政府に委ねたからと

    「市場の失敗」は政府の介入が正当化されるための十分条件か? - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
    ystt
    ystt 2010/01/17