2021年3月4日のブックマーク (3件)

  • 第4回 トロッコ問題について考えなければいけない理由

    いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る「逆張り思想」の読書案内。 どう向き合うべきなのか? 「トロッコ問題」についてご存知の方は多いだろう。 この思考実験は、日では2010年に翻訳されたマイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』で取り上げられて、NHKの「ハーバード白熱教室」でもサンデル教授が学生たちにトロッコ問題を投げかける姿が放映されたことで、多くの人の印象に残ることになった。 哲学の論文というかたちでトロ

    第4回 トロッコ問題について考えなければいけない理由
    ystt
    ystt 2021/03/04
    “トロッコ問題をいくら否定したところで、トレードオフのジレンマが世界から無くなるわけではない。「パイを大きくせよ」と唱える人も必要かもしれないが、パイの切り分け方を考える人も必要だ。”
  • ビル・ミッチェル 「主流経済学者は本当に大赤字と国債買入を受け入れたのか?」(2021年2月23日)

    (http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=46945です) ジョン・メイナード・ケインズは1930年に「孫のための経済的可能性」という小文を書いた。彼は向こう100年のうちに技術的なシフトが起こり、労働者は週に15時間しか働けなくなるだろうと考えていた。この予言はそうした生産性の向上が起こったという意味では正しかったが、労働者がそこから利益を得るという意味では間違っていた。ケインズは生産性が均等に分配されると考えていたのだ。彼が過小評価したのは資が利潤から利潤を吸い上げる能力、そして、そのために国家を掌握して立法や規制の力を利用して賃金の伸びを抑制することを確実にする能力だった。 主流経済学者たちは資の代理人として、不平等の拡大と国家の再構成に手を貸してきた。このことは、財政赤字及び中央銀行の債務購入について、主流派経済学者の見解が明らかに変化

    ビル・ミッチェル 「主流経済学者は本当に大赤字と国債買入を受け入れたのか?」(2021年2月23日)
    ystt
    ystt 2021/03/04
    “生産性の伸びは労働者に均等に分散されていない。ケインズがナイーブなのはこの点だった。資本家が所有する職場から労働者を解放しうる生産性の大幅な向上が、現実に社会全体で共有されるだろうと考えたのだ。”
  • ビル・ミッチェル 「マクロ経済の所得と支出の関係をグラフィカルに」(2021年2月16日)

    (http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=46895) ニューカッスル大学ではMOOC(=Massive Open Online Course)の開発のために様々な作業を行ってきたが、これはMMTed の最初の教材になるものだ。向こう数ヶ月間にわたって詳細な学習オプションを用意してゆきMOOCを充実させていくことになる。明日はこの撮影がある予定で、MOOCが2021年3月3日に開始されれば、皆さんも私たちが準備したものをお楽しみいただけるだろう。この一環として私は、複雑な概念やその相互関係を教えるための単純化したフレームワークを考えてきた。ここではこのアイデアの一つを紹介しよう。 MOOC現代貨幣理論:21世紀の経済学 2021年3月に開始されるMOOCの開発の一環として、数か月かけて現代貨幣理論(MMT)の教育イニシアチブを作ってきた。 大学のデ

    ビル・ミッチェル 「マクロ経済の所得と支出の関係をグラフィカルに」(2021年2月16日)
    ystt
    ystt 2021/03/04