第４回 トロッコ問題について考えなければいけない理由

いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか？ ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る「逆張り思想」の読書案内。 どう向き合うべきなのか？ 「トロッコ問題」についてご存知の方は多いだろう。 この思考実験は、日本では2010年に翻訳されたマイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』で取り上げられて、NHKの「ハーバード白熱教室」でもサンデル教授が学生たちにトロッコ問題を投げかける姿が放映されたことで、多くの人の印象に残ることになった。 哲学の論文というかたちでトロ

[minamihiroharu]

左翼の俺が「トロッコ問題」を嫌うの、出題者に「現実では少数の犠牲者の存在で多数者の幸福が生まれているのだ。だから為政者を批判するな」って主張を、常識として大衆に刷り込む意図を感じるからなんだよな。

[Domino-R]

いつも思うのだが、このトロッコ問題って問題自体が誘導的よね。なぜかいつも１人と５人を選択するようになってる。本来双方１人でいいはずなのに。問題を数の大小にすり替え功利主義に誘導していると感じる。

[DavitRice]

書きました！ありがちな「トロッコ問題批判」に真っ向から反論しています

[xxix29]

まさにその通りで、今自分がトレードオフのジレンマに直面した時に社会の責任を問うたところで当のジレンマが消滅するわけではないし、ともすれば逃避ですらある。

[turanukimaru]

数の大小を問題にしないために人数差をつけてるんです。これが1:1だと判断の問題になってしまいます。功利主義者なら全く迷いませんが、実際は迷う人や回避しようとする人が多い。それはなぜなのか、という話です。

[Lhankor_Mhy]

『トロッコ問題に対して投げかけられる批判の大半は、トロッコ問題に対して抱く嫌悪感に理屈を与えて正当化したものに過ぎないのではないか』

[obsv]

“トロッコ問題に対して投げかけられる批判の大半は、トロッコ問題に対して抱く嫌悪感に理屈を与えて正当化したものに過ぎないのではないか、とわたしは疑っている。”

[ystt]

“トロッコ問題をいくら否定したところで、トレードオフのジレンマが世界から無くなるわけではない。「パイを大きくせよ」と唱える人も必要かもしれないが、パイの切り分け方を考える人も必要だ。”

[maeda_a]

たとえばロックダウンしてもしなくても人が死ぬような事態でどうするか考えるための練習問題を出されて『問題設定が気に食わないから答えない』と回避してばかりいる人は本番でも答を考えることができないと思う．

[popotown]

その場の気分でしょ

[greenT]

思考実験なんで実験系から離れるという選択肢を取るなという話だな。ことの問題は功利主義が生命倫理を考える上でそんなに建て付けが良くないという問題から発してるんだろうけど

[ROYGB]

中絶問題の議論でも、もし胎児が双子だったら２名の命を救うために１名を犠牲にするのかという選択も出てくる。

[mmsuzuki]

“それは現実の状況を複雑化させ明快な回答を難しくしているさまざまの要素をあえて捨象することによって、われわれが持っている直観・信念を明確に意識させるために役立つ道具として提出されている”

[shikahan]

なるほど

[maturi]

”て、景気回復すれば税収が増えるので、福祉の財源問題が一挙に解決するんですよ” https: //twitter.com/chronekotei/status/432552242583851009　”限りは必ず存在する。いくらパイが大きくなったところで、どこかの時点でそのパイを