誰かがあくびをしているのを見ると、つられてあくびをしてしまう。多くの人がそんな経験をしているわけだが、何故あくびはうつるのか? 脳科学者・澤口俊之氏によると、あくびが伝染するのは、防衛本能によるものなのだそうだ。 ソース:NEWSポストセブン|あくび伝染理由 「今襲われたら危ない」と知らせる防御本能 あくびと体温調節の関係 「体温」は脳の温度と密接に関係しており、体温が高くなり、血液の温度が高くなると、全血液の20%がめぐる脳の温度も高くなる。 以前は、脳の温度は一定に保たれていると思われていたのだが、近年、動物実験とヒトでの実験により、脳の温度がプラスマイナス2℃程度変化することが判明したそうだ。 暑いと頭がボーッとするのは、脳の温度が高くなっているせいで、風邪などで高熱を出したときも同じ理由でボーッとする。 脳の温度を下げる方法はいくつかあるが、無意識にする「あくび」が特効薬となる。