二次電池の正極と負極を隔離し、電解液を保持して正極と負極との間のイオン伝導性を確保する部材のこと。 電池の正極と負極が分離されずに接していると、短絡を起こして過熱や発火といった事故に繋がる恐れがあるため、 セパレーターはイオン伝導性を確保すると同時に、正極と負極を分離させて短絡を防ぐ目的があります。 例として、リチウムイオン電池では、正極と負極の間をリチウムイオン(Li+)が行き来することで充放電を行っていますが、 これはセパレーターにリチウムイオンが通るぐらいの小さな孔を設けることによって実現できています。 また、セパレーターの孔は高温になると溶けて閉じる仕組みとなっているため、電池が高温になった際には電流を遮断させる役割を担っています。 セパレーターに求められる性能は利用シーンや用途に応じて異なりますが、どのような用途でも必要不可欠な部材であると言えるでしょう。
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