電気の流れを妨げるものとして、『抵抗(レジスタンス)』と『リアクタンス』と『インピーダンス』があります。 これらの用語の違いをご存知でしょうか。 この記事では『抵抗(レジスタンス)』と『リアクタンス』と『インピーダンス』の定義と違いについて、式や図を用いて分かりやすく説明しています。ご参考になれば幸いです。
ICなどの素子や電子機器に静電気や雷サージ等の異常電圧が印可されると、誤動作や破壊の原因になります。 その異常電圧を保護する素子としてバリスタがあります。バリスタとは印可する電圧によって抵抗値が変化する素子です。 今回は、バリスタについて図を用いて詳しく説明します。 バリスタ(Varistor)とは、印可する電圧によって抵抗値が変化する素子です。 Variable Resistor(変化する抵抗)の略語であり、非直線抵抗、電圧依存性抵抗(VoltageDependentResistor:VDR)とも呼ばれています。 バリスタにかかる電圧が小さいときは抵抗値が高く、バリスタにかかる電圧が大きいときは抵抗値が低くなります。 電圧と電流が比例関係にある抵抗とは異なり、非直線の関係なのが特徴です。また、ツェナーダイオードと異なり電流-電圧特性が対称なので極性がありません。 バリスタの使い方 電圧に
鉛フリーはんだとは、その名の通り、鉛(Pb)を含まないはんだのことを指します。成分は主にスズ(Sn)を用いています。スズ(Sn)に他の金属(銀や銅)を含有しています。鉛フリーはんだの中でも一般的なのが、「スズ(Sn):96.5%、銀(Ag):3.0%、銅(Cu):0.5%」で構成されたものです。上記の構成の鉛フリーはんだの融点は約217度となっています。 ではこれから上記のポイントとその他の情報を詳しく説明していきます。 プリント基板にははんだが使用されています。 このはんだは大きく分けて、鉛を含まない「鉛フリーはんだ(無鉛はんだ)」と鉛を含む「鉛入りはんだ(有鉛はんだ)」があります。 また、鉛入りはんだにおいて、「スズ(Sn):63%、鉛(Pb):37%」の成分で構成されたものは「共晶はんだ」と呼ばれており、非常に使い勝手が良く、優れたはんだであるため、鉛入りはんだでは主流となっています
FRグレードとは? FRグレードとは銅張積層板(CCL: Copper Clad Laminate)の難燃性 (=耐熱性)を表すグレードです。プリント基板はこのFRグレードで分類されています。 FRグレードの”FR”はFlame Retardant(耐火性という意味)の略称になっています。 FR-1は紙基材にフェノール樹脂を含侵させた材料で製造したプリント基板、FR-4はガラス布にエポキシ樹脂を含侵させた材料で製造したプリント基板となっています。基板の種類については以下の記事に記載しているのでご覧ください。 プリント基板の『材質』と『種類』による分類まとめ FRグレードの記述方法FRグレードは『FR-数字』で記述します。数字は1から5まであり、FR-5は難燃性が最も高いグレードとなっています。数字が大きくなるほど燃えにくくなるということです。 FRグレードの規定FRグレードは米国のNEMA
この記事ではカレントミラー(Current Mirror)について基本的な内容から等価回路や原理まで詳しく説明します。 カレントミラーとは? カレントミラー(Current Mirror)とは、名前の通り、カレント(電流)をミラー(鏡)のようにコピーする回路となります。カレントミラー回路で一番有名で基本的な回路を上図に説明します。バイポーラトランジスタ\(Q_{1}\)のコレクタ端子とバイポーラトランジスタ\(Q_{1}\)と\(Q_{2}\)のベース端子を接続している構成となっています。 カレントミラー回路の原理は後ほど説明しますが、カレントミラー回路に対して、電流\(I_{1}\)を流すと、バイポーラトランジスタ\(Q_{2}\)のコレクタにも電流\(I_{2}\)が流れます。電流\(I_{1}\)がミラー(鏡)のように電流\(I_{2}\)にコピーされるので、カレントミラー回路と呼ば
(アルミニウム)電解コンデンサは、電源回路には必ず必要な部品です。この電解コンデンサには寿命があります。 電解コンデンサの寿命に影響を与える条件は環境条件では、温度、湿度、気圧、振動などであり、電気的条件では印加電圧、リプル電流、充放電などがあります。この中で寿命を決める大きな要素が温度とリプル電流による発熱となります。 ではこれから電解コンデンサの寿命について説明します。 なぜ電解コンデンサに寿命があるのか電解コンデンサの構造によって寿命が存在します。 電解コンデンサはアルミ箔の電極と絶縁紙を交互に重ね、ロール状に巻き込んである構造をしています。このロール状にしたものをアルミの筒に入れ、ゴムで封止しています。また絶縁紙には静電容量を増やすために電解液と呼ばれる油が含浸されています。 絶縁紙に含浸された電解液は時間が経つと、封口ゴム(封止ゴム)を浸透して外部に漏れ、蒸発し、抜けていきます。
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