写真●LACNICのWebサイトにアクセスすると、このようにIPv4アドレス在庫が枯渇したという表示になる 中南米地域のIPアドレスを管理する組織であるLACNIC(the Latin American and Caribbean Internet Addresses Registry)は2014年6月10日(現地時間)、同組織が管理しているIPv4グローバルアドレスの自由在庫が枯渇(exhausted)したと発表した(写真)。同時に、LACNICからIPアドレスの割り振りを受けている事業者や政府のIPv6への移行が遅れているとし、懸念を表明している。 LACNICの発表によれば、10日時点でIPv4アドレスの残り在庫は「419万4302個」(/10サイズ、22ビット分)に到達。以降、LACNIC配下の事業者や政府は、あらかじめ決められた厳密な割り当てポリシーに基づき、非常に限定的な割り振