10月14日に閉幕した3年に1度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」。75日間の会期中には、「表現の不自由展・その後」を巡ってソフト・テロと言われる脅迫事件が発生し、中止と再開を経て、さまざまな議論を巻き起こした。文化庁の補助金全額不交付については、いまも撤回を求める声が上がっている。 一方で、「情の時代」と、世界共通の社会的なテーマに切り込む芸術祭ともなった。芸術監督を務めた津田大介が、今回のあいちトリエンナーレを総括する。 ──開幕からわずか3日で「表現の不自由展・その後」が中止となりましたが、なぜそのような決断をされたのでしょうか。 大村知事や僕が記者会見で述べたとおり、あいちトリエンナーレを巡る運営・安全面の環境が大変厳しい状況に追い込まれたことが理由です。その意味で理由は単純なのですが、厳しい状況に追い込んだ背景は複合的でした。 ひとつは7月以降に表面化した日韓関係の急速な悪化。
1980年代から先駆的にアートサイエンスを手掛け、生物学、天文学、情報学などの領域を自由に行き来してきた奇才ジョー・デイヴィス。2018年2月に開催されたMeCAの同時開催としてRed Bull Studios Tokyoで行われた、バイオテクノロジーとアートをテーマとした8日間のキャンププログラム「BioCamp: Gardens as 'Biotechnik'」のゲストスピーカーとして来日した。 ジョー・デイヴィス 1980年代より分子生物学、生物情報学、宇宙芸術、彫刻などの領域で活動し、バイオテクノロジーを探求。1988年に遺伝子組み換えによる世界初の芸術作品《Microvenus》を制作。《Bacterial Radio Project》がアルスエレクトロニカ2012でゴールデン・ニカ賞受賞。マサチューセッツ工科大学(MIT)高等視覚研究所、同MIT生物学者アレクサンダー・リッチの
スウェーデンのJohan Berggren Galleryで2011年7月23日−8月20日かけて行われた「new jpegs」展.参加作家はChris Coy,Parker Ito,Jon Rafman,Ben Schumacher,Artie Vierkant.上の映像は,Artie Vierkantが作成した展覧会のトレーラ映像である.ホワイトキューブの空間がまずあり,しばらく見ていると,そこに新たな「白い壁」や,筆で描かれたような「白い線」が現れる.それらの「壁」や「線」は,映像に加えられたイメージである.現実の空間と映像に描かれたイメージが同居するようなトレーラになっている. 展覧会のプレスリリースには,若いアーティストにとってオブジェクトや行為,そしてそれらを記録したドキュメントの境界はなくなっていって,まさにポスト・メディウムになっていると書かれている.そして,次の説明がなさ
プロダクション・アイジーの現場から見たアニメーション・アーカイブの現状と課題 株式会社プロダクション・アイジー:山川道子(やまかわ みちこ) はじめに 筆者が所属する株式会社プロダクション・アイジー(以下、I.G)は、「文化庁平成28年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業」の補助を受け、「アニメーション・アーカイブの機能と実践 I.Gアーカイブにおけるアニメーション制作資料の保存と整理」(1)を作成し、2017年に発表した。これをきっかけにして、改めてアニメーション・アーカイブについて考えた中で、紹介できる現状と課題、そして今後について本稿では述べていきたい。 1. なぜアーカイブを行うことになったのか 筆者は2001年にI.Gに制作進行として入社し、テレビアニメを制作する現場を1年経験した後、立ち上がったばかりの広報室に異動となった。2002年の会社設立15周年の際には、制作現場に残され
――YCAMについて教えてください。 YCAM渡邉朋也:山口情報芸術センター (以下、「YCAM(ワイカム)」)は、山口県山口市にあるアートセンターです。展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設しています。 2003年の開館以来、コンピューターや通信技術、映像をはじめとするメディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会やダンス・演劇などの公演、ライブ・コンサート、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催しています。 巨大な波型の屋根が特徴的なYCAM(山口情報芸術センター) ――YCAMではユニークなイベントが多いですが、どのようなコンセプトで企画を決めているのでしょうか? YCAM青柳桃子:YCAMの多くのイベントの背景にあるのが「研究開発プロジェクト」と呼ばれるものです。内部に設置された研究開発チーム
山口県山口市の複合文化施設「山口情報芸術センター」をご存知でしょうか? その頭文字を取って「YCAM(ワイカム/Yamaguchi Center for Arts and Media)」と呼ばれるこのアートセンターでは、2003年の開館以来、コンピュータやインターネットなどのメディア・テクノロジーを中心に、アート作品の制作・展示や演劇、舞踏、音楽ライブ、古今東西の話題作を厳選した映画上映、そして地域市民と共に作るワークショップなど、さまざまな文化事業が展開されています。 山口情報芸術センター[YCAM] これまでにYCAMで制作を行ったアーティストは、坂本龍一、カールステン・ニコライ、池田亮司、三上晴子、真鍋大度など。また狂言師の野村萬斎、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の岡田利規、コンテンポラリー・ダンサーの安藤洋子らも同地で独自の公演を行い、音楽分野ではU-zhaan、鎮座DOPEN
先日オープンしたteamLabの新しい「デジタルアートミュージアム」の内覧会にお邪魔してきた。 帰宅してすぐに以下のTweetをした。 teamlabの展示、とにかく規模と物量と完成度に圧倒された。おそらくメディアアート業界ではこれから安易に批判されるんだろうと思う。しかしこの完成度と規模で作品を完成したのを観た後で、じゃあお前は何が出来るんだと問われているように思った。 — 田所 淳 (@tadokoro) June 13, 2018 今となっては、「安易に批判」というあたりはちょっと挑発的過ぎたと反省しているのだけれど、圧倒的な規模と完成度に正直感動してしまった部分は今でも変わりない。 そして、予想した通り議論を巻き起こした。永松歩さんがとても素晴しいまとめをしているのでリンクする。 批評とTeamLab 個人的な観測範囲だと、teamLabに批判的な方々の意見は以下のようなものが見受
contents 01 02 03 04 05 06 07 08 Copyright © Aomi Okabe and all the Participants © Musashino Art University, Department of Arts Policy and Management ALL RIGHTS RESERVED. ©岡部あおみ & インタヴュー参加者 ©武蔵野美術大学芸術文化学科 掲載情報の無断使用、転載を禁止致します。 インタヴュー 古澤公英・塩田純一×岡部あおみ 学生:江上沙蘭、笠原佐知子、近藤亜矢子、伊達美佳、笠井大介、山田泰子、吉村一磯 日時:2000年11月7日 場所:東京都現代美術館 © MOT 01 アクセスが悪いのはなぜ? 岡部あおみ:東京都現代美術館をこの場所に設立することを決定した際の都の構想決定案や公益とのかかわりの諸問題に関しても、この沿革
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