8日午後0時55分ごろ、長野県・志賀高原のホテルから、スキー合宿で宿泊している神奈川県内の高校に通う生徒約170人が財布などを盗まれる被害に遭ったと、県警中野署に届け出があった。被害額は約80万円とみられる。署は窃盗事件とみて捜査している。 捜査関係者によると、このホテルでは昨年8月、大手学習塾の早稲田アカデミー(本社・東京)が主催する夏季合宿で、中学3年生約340人分のスマートフォンや財布などの貴重品が紛失する被害があり、署で関連を調べている。 高校生たちは、6日から3泊4日の予定でこのホテルに宿泊。6日に教員が生徒たちの貴重品を集め、ホテル側がまとめて管理していたという。従業員が7日午後に確認した際は異常がなかったが、8日昼前になくなっているのに気づいた。ほかの一般客はわずかしかいなかったという。